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マゴソスクールを支える会ホームページhttp://magoso.jp

マゴソTV(マゴソスクール映像) https://www.youtube.com/watch?v=Li-3eeJUDOc&index=1&list=PLC4821796126BE39E/

1食10円でごはんが食べられます。↑マゴソスクール支援の募金お願いしま~す。
募金先はhttp://africaze.ti-da.net/c136261.html

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Posted by TI-DA at

2018年12月29日

募金箱置いてくれるお店募集中!

【マゴソスクールの給食募金の募金箱設置にご協力いただけませんか?】





マゴソスクールの給食のための募金箱を、ご自分のお店や会社、ご近所で行きつけの商店、薬局、スーパーマーケット、コンビニ、クリーニング店、喫茶店、レストランなどに設置してくださる方、もしご協力いただけるようでしたらぜひ「マゴソスクールを支える会」事務局までメールでご連絡ください。

メールアドレスは、info@magoso.jp




この写真にあるような募金箱をお送りします。その募金箱を、定期的にチェックしていただき、募金をマゴソスクールを支える会の口座までお振込みいただく形です。この募金箱の裏面に、振込先の口座番号と、電話番号、メールアドレスなどの連絡先が記載してあります。ぜひどうぞよろしくお願いいたします。場所を取らない小さな募金箱で、サイズは、直径9cm、高さ10cmくらいです。





★マゴソスクール給食について★





ケニアのキベラスラムにあるマゴソスクールでは、朝と昼の1日2回、給食を作っています。マゴソスクールの生徒たちはスラムの貧困家庭の子どもたちで、自分の家では十分な食事が得られない子どもたちがほとんどです。シングルマザーや、シングルファーザーの家庭が多く、両親とも亡くしている子どもたちもいます。親戚や近所の人々の家に身を寄せている場合もあれば、母親ともども知人の家に居候している子どももいます。

子どもたちの保護者は、日雇いなどの低賃金労働や、野菜売りなどの小規模商売、掃除や洗濯などの仕事をしている人々が多く、十分な収入が得られません。得られても1日100円~200円程度の収入、そんな収入が得られない日も多く、親が病気をして働けなければ、何も食べるものがないままに何日も過ごさねばならない場合もあります。






そんな貧困家庭の子どもたち、特に男の子たちは、空腹のあまり、まだ幼いうちから路上や空き地、ゴミ捨て場などに出ていき、ゴミあさりや、物乞いをするようになり、ついには犯罪に手を染めるようになる子どもたちもいます。

私たちは、このような貧困家庭の子どもたちが未来を変えていくことが出来るように、学校教育を受けられるチャンスが重要だと思っていますが、まずは空腹を満たさねば教室で落ち着いて学ぶこともできません。また、家に病気の家族や飢えた弟妹がいる子どもたちは、自分が食料を探しに行かねばならないと、そのために学校に来ることが出来なくなる子どもたちもいます。

私たちはそんな子どもたちを応援したく、子どもたちの命をつなぐマゴソスクールでの朝と昼の給食は何よりも優先して続けていきたいと願っています。







学校がある平日は朝と昼、土曜日や休日にも昼の給食を続けています。土曜日や休日には、生徒に限らず、マゴソスクールの近所の子どもたちが小さな弟妹を連れてやってきます。
この給食は、子どもたちのみならず、家族を支えることにもなります。マゴソスクールの子どもたちは、支給された給食をすべて食べきらずに、容器に入れて家に持ち帰る子どもたちもいます。そうすると、その給食の残りが、家族全員が空腹をしのぐための貴重な食料となります。

マゴソスクールの通いの生徒は約500名で、その他、マゴソスクールではスラムで生活が困難な状況にあった人々が働ける機会を作っており、そんなスタッフやその家族など、多くの人々がマゴソスクールの給食の恩恵を受けています。




給食の内容はとても質素で、朝食はシコクビエの粉をトロトロに炊いたもの、昼食はギゼリ(赤い豆と白トウモロコシの粒の煮込み)です。毎日、シコクビエ20kg、豆26kg、トウモロコシ90kgを炊きます。特別学級の子どもたちは普通食を食べることが出来ない子どもたちも多く、身体状態を改善するためにも特別食を別枠で提供しています。

この食糧ですが、World Food Programme (WFP国連世界食糧計画)からの食糧配給を受けられることもありますが、常にではなく、また、給食にかかるすべての支援ではなく、一部の食材のみの配給となっています。

WFPから食糧配給が受けられる場合は、子ども1人1食あたり、朝食4ksh(約5円)、昼食10ksh(約12円)、土曜給食は23ksh(約28円)、障がい児学級1人1日あたり246ksh(約293円)となっています。これ以外に教員用の給食は別途、教員1人あたり107ksh(約127円)がかかります。
WFPからの食糧配給が受けられないときは、通常給食の昼食が23ksh(約28円)となります。









マゴソスクールでは、スラムで困難な生活状態にある大人たちや若者たちの自立支援も行っていますが、子どもたち、特に親のいない子どもたちが自立できるのは成長してからあとの話です。貧困状態にある子どもたちはまずは大人からの助けが必要です。子どもたちがひもじい思いをすることなく、最低限の衣食住が得られ、学ぶチャンスがあり、子どもらしく遊ぶことが出来、健康的に成長していくことが出来るよう、出来る限りのことをしていきたいと思います。これまで長年の温かいご支援を賜り、ありがとうございます。これからも応援していただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
マゴソスクールを支える会ホームページ http://magoso.jp/
2018年12月23日
早川千晶 ケニア、ナイロビより。感謝をこめて。


●キベラスラムの紹介(byトニーくんが高校生だったころ)
https://www.youtube.com/watch?v=y9_fz80vaiI&t=10s

●リリアンがマゴソスクールを紹介する映像
https://www.youtube.com/watch?v=WHcHy2gj7h8&t=28s

●オギラ先生の授業
https://www.youtube.com/watch?v=gk-Hq-eJNTY&t=1s

●マゴソOBOGクラブが歌うTetea Mtoto ~子どもを守って
https://www.youtube.com/watch?v=m06oAXyzhDQ&t=2s

●ハートサポート2018 インタビュー動画
https://www.youtube.com/watch?v=SuO0y8j8ErA&t=34s

●子どもたちが歌う「アフリカ」
https://www.youtube.com/watch?v=Li-3eeJUDOc

●Mali ya mungu ~すべての命はたからもの(by大西匡哉と子どもたち)
https://www.youtube.com/watch?v=mU_jQaQuPTs

●スラムの大道芸人
https://www.youtube.com/watch?v=yw29Yqyicnk

●カテンベ
https://www.youtube.com/watch?v=fFORc4UuUVU

●キベラスラムを走り抜ける列車
https://www.youtube.com/watch
http://magoso.jp/  


Posted by アマム at 22:32Comments(0)マゴソスクール

2015年12月27日

緊急カンパのお願い⭐️

マゴソスクールを支える会」が誕生し、私は沖縄支部になりました。
大きな団体からの支援が無くなって、財政がピンチになっております!!
ご協力いただける方、工房アマムに募金下さるか、チャリティーグッズを買ってご支援ください!
支える会では募金や年間サポーターなどの継続的な支援も募集しております。
ホームページ http://magoso.jp




早川千晶さんからのお話です

★「マゴソスクールを支える会」誕生のお知らせ&緊急カンパのお願い★

皆さんこんにちは。ケニアから早川千晶です。
2015年10月18日、マゴソスクールの親しい友人たちが日本全国各地から集まり、話し合いを行って、「マゴソスクールを支える会」が誕生しました。ここでその経緯を私からご説明させていただき、「マゴソスクールを支える会」についてご紹介させてください。

マゴソスクールは、1999年に私の親友でありキベラスラムで生まれ育ち孤児でもあったリリアン・ワガラが、スラムの長屋の一室に20人の孤児の子どもたちを集めてはじまった小さな寺子屋でした。私はそのリリアンの孤児の子どもたちへの深い愛情と救済したいという想いに賛同し、私がリリアンを影ながら支えるという形で、二人三脚でマゴソスクールを運営してきました。
最初はスラムの仲間たちや私の個人的な友人たちのハランベー(助け合い)で細々と始まった手作りの寺子屋でしたが、そこに続々と子どもたちが集まってきて、家族や家庭を失い、路上の浮浪児生活からやってきた子どもたちや、虐待や極度の貧困、労働など様々な困難な状況から逃れてやってきた子どもたちにとって、いつの間にかマゴソスクールは駆け込み寺のような救済所となっていきました。

子どもたちだけでなく、生活がどん底まで追い詰められた貧困者たち、病気を抱えた未亡人、身寄りのない高齢者、火事や強制撤去で暮らしの場を失った人々など、スラム住民にとっても駆け込み寺となっていき、そんな貧困者たちの住居や、仕事場も作っていくようになりました。
現在、マゴソスクールに通うスラムの貧困児童たちは587名、マゴソスクールに居住しているマゴソファミリーの小学生14名&高校生と大人たち22名、マゴソスクールで間借りをして生活をしている家族たちは21名、マゴソスクールから学費支援を受けて高校に通う高校生たち(Magoso OBOG)は29名、これまで学費支援を受けてすでに高校を卒業したマゴソOBOGたちは43名、ジュンバ・ラ・ワトト(子どもの家)で生活する子どもたちは32名と大人たち3名、マゴソスクールとジュンバ・ラ・ワトトで働く職員の合計は37名、合計788名がマゴソスクールの恩恵を受けています。

1999年に始まった頃はまだ人数も少なく、私たちは廃品回収のバザー、物品の販売、スタディツアー収益、友人たちからのハランベー(カンパ)で細々と運営していましたが、その後、子どもたちの人数が増えていくにつれ、いろいろな形でのご支援も広がっていき、それによってマゴソスクールの規模も拡大していきました。


これまでの16年間の間に、何度も危機的な状況にみまわれ、ご支援をいただいていた大きな団体の基金が終了したり、中心になっていた支援者が亡くなったり、運営資金の不足に悩むことは多々ありましたが、その度に緊急カンパのお願いを呼びかけて、何とか切り抜けてきました。それによって、最大の危機だった2007-2008年の大暴動や、2014年の大火災の際も皆様の様々な形でのご支援のおかげで、マゴソスクールを存続させることが出来ていました。まずはこれまでの皆様からの多大なご支援に心からお礼申し上げます。本当にありがとうございます。

ところが2015年12月現在、マゴソスクールを運営していくための資金は、あと2か月分で底をついてしまうという切羽詰った窮地に立たされています。
これには理由があり、これまでマゴソスクールにとって2011年から最大の支援者だったある団体からの支援が、突然打ち切りとなりました。この理由は、その団体にとって全体の約8割を占める資金源だったある企業からの支援が、突然打ち切りになったからだそうです。マゴソスクールにとっては、その団体からの本格的な支援は2011年にはじまり、特に2014年と2015年の2年間は、マゴソスクールの運営にかかる費用の半分以上がその団体からの支援によってまかなわれていました。

2015年8月末に、9月からの学期に関して支援額が3分の1に減額、そして、2016年1月からの運営費に関しては完全に支援打ち切りと決定しました。
私の大きな反省点としては、ひとつの団体から大きな支援をいただく機会に恵まれたことで、我々に出来ることの範囲が広がり、それによってマゴソスクールの規模が一気に拡大したことです。規模は一度拡大すると、それを縮小するのはとても難しいことで、すでにマゴソスクールの生徒となった子どもたちを支援打ち切りにするわけにはいかないし、働いている大人たちには、その人が支えている数多くの家族がいるため、雇用を減らすとその分、生活が破綻してしまう人々が多数出てしまうという状況になります。



これまでも大きな支援者が急に支援が打ち切りになったことは過去に経験しており(例えば、「あいのり募金」でジュンバ・ラ・ワトトの運営費を支援いただいていましたが、番組が終了したため、募金も終了したという例)、その度に、何とか乗り越えてきましたので、今回も何とかこの窮地から脱すると共に、今後はもっと確実で安定したマゴソスクールの運営土台を構築していきたいと思いました。
そこで、私の最も親しく古くからマゴソスクールを応援してきてくれた日本全国各地の友人たちに相談をし、10月18日に緊急の話し合いの場を設けることとなりました。



この話し合いの末、マゴソスクールの基本的な運営を継続して安定させていくためのレギュラーサポーターを募っていくための窓口として、「マゴソスクールを支える会」を立ち上げることで合意しました。このような土台があれば、たとえ万が一、私の身に何かあった場合でも、日本の皆様とマゴソスクールとのつながりは続いていくことが可能になり、子どもたちの生活や教育の場も安定したものになります。

そこで、「マゴソスクールを支える会」では、今後、マゴソスクールとジュンバ・ラ・ワトトにとって、月々に必ず必要となる教職員の給料、マゴソファミリーの生活費、ジュンバ・ラ・ワトトの生活費、障がい児特別学級の運営費に関して、その経費を支えていくための継続的なサポーターを募っていきたいと思います。



「マゴソスクールを支える会」は会長に大城研司先生(山口県下関市)、事務局長に松岡英輝さん(三重県桑名市)が就任、その他日本全国の各地方で中心になって動いてくれている仲間たちがいます。現在、東京都、長野県、埼玉県、宮城県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県、岡山県、山口県、福岡県、沖縄県、アイルランドに、支部のような働きをしてくれる仲間たちがいます。もしもその他の地方でも支部となってくださる方がいらっしゃいましたらぜひお知らせください。
「マゴソスクールを支える会」は全員がボランティアで、それぞれに仕事や家事に忙しいけれども時間を見つけて各自できることをやっていくスタイルで、マゴソスクールを応援していきます。
これからは、継続的にマゴソスクール運営を支えるためのレギュラーサポーターを募っていきたいですが、まだそのシステムが出来ていません。ですがいまマゴソスクールの運営費があと2か月分で底をついてしまう状況で、このピンチを切り抜けるために緊急カンパの呼びかけをさせていただければと思います。(マゴソスクールの教職員の給料、マゴソスクールの給食、マゴソファミリーとジュンバ・ラ・ワトトの子どもたちの生活費、障がい児特別支援学級の運営費に活用されます。)
もしもご協力いただけるようでしたら、「マゴソスクールを支える会」の口座へ募金いただけるようだと非常にありがたく思います。
口座詳細は以下となります。

●ゆうちょ銀行
加入者:マゴソスクールヲササエルカイ
*郵便局からの振込み
記号:12230 番号:33000581
*他金融機関からの振込
店名:二二八 店番:228 預金種目:普通 口座番号:3300058

●みずほ銀行 
四日市支店 口座番号:(普)1927418 マゴソスクールを支える会

マゴソスクールを支える会にご入会を希望される場合は、入会
のご案内が整い次第、御連絡を差し上げたいと思いますので、事
務局までお知らせください。

●「マゴソスクールを支える会」連絡先●
〒511-0044 三重県桑名市大字萱町54-1
ホームページ http://magoso.jp
松岡英輝(事務局長)方
電話:080-6945-5637
メールアドレス:info@magoso.jp

尚、これまで私の活動の日本窓口となっている「マイシャ・ヤ・ラハ基金」はそのまま継続します。
(いつもライブの際に皆様のお手元に配布していた黄色のチラシの基金。)
この「マイシャ・ヤ・ラハ基金」と「マゴソスクールを支える会」の違いは、「マゴソスクールを支える会」のほうはマゴソスクールの運営にかかる基本的な経費を継続して支えていくための基金(私は基金の管理者ではなく、会長、事務局長、その他の役員は日本在住)、「マイシャ・ヤ・ラハ基金」のほうは私が直轄して管理する基金で、マゴソスクールの基本的な運営費以外(特別な活動や病気の子供のケア、マゴソ作業所の経費など)に必要となる費用を捻出したり、「マゴソスクールを支える会」でまかないきれない費用について補填していくための柔軟性がある基金として今後も継続させていきます。

また、今後「マゴソスクールを支える会」では、私が直接講演に出向けない時期でも、「支える会」のメンバーがマゴソスクールについてのお話や物販を行うことを可能にしていきたいと思います。

そして、マゴソスクールのグッズを日本各地で買い取りもしくは委託で販売してくださる方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声がけいただければと思います。日本国内で保管している場所から、郵送でお送りいたします。

その他、様々な方法でマゴソスクールの子どもたちを資金的に支えるプロジェクトを思いつく方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。子どもたちが描いた絵の保管は、ケニア壁画プロジェクトの画家ミヤザキケンスケさんのチームが管理してくださっていて、その絵を活用して収益プロジェクトを進行させてくださっている方々もいらっしゃいます。
(子どもたちの絵をパッケージにデザインして商品を作り、その売り上げからマゴソスクールへ募金してくださるというアイディアなど。)

状況はどんどん厳しい時代になっていますが、それに負けないでこれからもっともっとマゴソスクールを盛り上げていき、キベラスラムの子どもたちが毎日を楽しく健康に暮らし、未来への夢を持って学び、さらなる希望を生み出していける輪を作っていきたいと願っています。
皆様ぜひこれからも応援いただけますととてもありがたく思います。
そして、いまこの窮地にマゴソスクールを継続していけるように、緊急にカンパをいただけるようだと大変ありがたく思います。
いつもたくさんの励ましやご協力をいただき、心から感謝しています。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。

2015年12月12日

早川千晶
ケニア、ナイロビより。

(写真は、2015年10月18日に行われたマゴソスクールを支える会の設立ミーティングの写真です。マゴソ卒業生で日本留学中のアグネスとドリスも埼玉県から参加しています。)  


Posted by アマム at 19:30Comments(0)マゴソスクール

2015年02月06日

ケニア壁画プロジェクト

ミヤザキケンスケさんことミヤケンさんが新しく作った壁に絵を描いてくれています。

これは去年から立ち上げてた「ケニア壁画プロジェクト」で、新しい校舎への壁画制作と、
ケニアと日本の小学校をつなぐプログラム、1,000人のスポンサーを集い、
ケニアの子供たちの展覧会を行うことを目指しています。
http://kmp.miyazakingdom.com/




ミヤケンさんの「ケニア壁画プロジェクト」のFace bookページに日々更新中
https://www.facebook.com/kenyanmuralproject

以下 「ケニア壁画プロジェクト」から抜粋して記載します。





壁画初日。
時差ぼけなのか、緊張なのか、昨日は全然寝れませんでした。
目をつむっても、どうしても壁画の行程を考えてしまい、目が冴えてしまう。
やはり一刻も早く作業を始めて感触を確かめたいという気持ちがあったのだと思う。
朝の8時にはペンキ屋に行ってペンキを買い付けたんだけど、まさかの停電でペンキを混ぜる機械が動かない。
1時間待ったものの回復の見込みがないので、デリバリーを頼むことにした、さすがケニアだなあ。。。





4年ぶりのマゴソスクールは懐かしくて、感動的でした!そして4年前は少年だった子供たちがおっきくなっててビックリ。
みんな僕のことを覚えていてくれました。昔の壁画を見ていたらどうしてもオケッチのことが思い出されてならなかった。
すると4年前にオケッチと一緒に作業をしてくれたオモシが、「オケッチが天にいるよ!見てご覧、すばらしい天気だ!」
といいました。たしかに空は快晴で、最高のペイント日和でした。






今日は日曜日ということもあり、最初はゆるゆるとやっていたのですが、後半は子供たちが徐々に増え、
気づけば30人ぐらいで描いていました!みんな一列になって壁に花を描いている様子は本当にかわいかったです。





ケニアには年上を敬う文化があるので、子供たちは大人のいうことを本当によく聞きます。完璧なサポートシステムで、
僕が自分でパレットやバケツを洗うことはない。子供たちが率先して片付けや洗い物をしてくれるので、それだけでも感動です。






また4年前には絵を描きたくてちょろちょろと付いてきていた子が、いまやリーダーとなり、子供たちを指示している。
時間とともに役割ができていく社会が、とてもすばらしいと思いました。






壁画プロジェクトのオープニングをさせていただきました。プロジェクトの説明と、偉人たちについて、
そしてその偉人たちの本をご用意してくださったアマニヤアフリカさんの贈呈式などが行われました。
子供たちの熱烈な歓迎を受けて、本当にここまでやってきてよかった!!っと思えました。




僕たちはそのお返しに、プロジェクトメンバーの香月さん&ブリアさんが制作した「月夜の音楽会」の紙芝居を、
顔面ライブペイント付きでお届けしました。もちろん大成功しました!







今日は作業を少し早く終わらせて、今回の目的の一つでもあったオケッチの家を訪ねました。
オケッチは昨年の火事で亡くなってしまった僕の友人です。
2006年、2010年と壁画プロジェクトを手伝ってくれた、一番の理解者でした。






オケッチの家はキベラの奥にひっそりとありました。迎えてくれた奥さんはまだ30そこそこで、
子供4人を抱えながらしかも妊娠中でした。僕が彼との関係を話し、お祈りをしたいというと泣いていました。
伝えたいことはたくさんあったけど、まだ小さな子供たちを見て、大きなお腹を見て、かけてあげられる言葉が
見つからなかった。あまりにも環境が違いすぎて、自分にできることはただオケッチを思って描いた絵を渡すだけでした。






滞在も一週間になり、ただ楽しいだけの時間から根本的な環境の違いを痛感するようになってきました。
僕は友人としてできることをしにここに来ているけれど、彼らが求めているのは絵なんかじゃなく、
生活を改善させるためのお金なんじゃないか?正直そう思ってしまうこともあります。






しかし僕はこれまでやってきたように、絵の力を信じて描くしかないのです。
人生はそんなに甘くはない、だけど絵が人を救うことは確かにある。


はじめは伏せてあった僕の絵を、最後には部屋の一番いいところに置いてくれました。
いつかこの絵を見て、少しでも明るい気持ちになってくれれば嬉しい。
僕は彼女に家を買ってあげることはできないけど、優しかったオケッチの笑顔を思い出す手助けをしたいと願います。


ケニア壁画プロジェクト
https://www.facebook.com/kenyanmuralproject

  


Posted by アマム at 20:17Comments(0)マゴソスクール

2015年01月15日

石の塀と校舎修復

火事にともなうみなさんからのご支援、援助金送っていただきありがとうございます。
引き続き支援を受け付けておりますのでよろしくお願いいたします。

●非常口と石の塀●

火災から1ヶ月。年末年始もずっと休みなく、キベラスラムのみんなは働き続けてくれて、
マゴソスクールは新しく生まれ変わりました。



かなり工事が進んできてリリアンのアイディアの全貌が見えてきたとき、リリアンの賢さにあらためて驚かされました。
学校中のあちこちに非常口を取り付け、風通しを良くするための大きな窓をいくつも付け、学校の敷地内には死角ができないように見晴らしを遮るものは移動させ、奥まった位置にあった男子寮は危険だと場所を移動させました。




リリアンによると、火災のあと、何日も火がくすぶり続け、夜は恐怖で眠れなかったそうです。
スラムの路地は細い迷路状で、住居が密集しています。もしもあの火災が夜中に起きていたとしたら、マゴソスクールでも多くの子どもたちが逃げることができずに命を落としていただろうと考えると、いつまた火が広がるかと恐怖が続いたそうです。

万が一、またそんなことが起きたときには、いろんな逃げ場があるように、非常口をあちこちに取り付けること。
奥まった部屋に子どもたちを寝させないこと。火が回ることを防ぎ、暴徒が乱入することを防ぐための防壁を強化。
考えに考え抜いたリリアンの設計なのだということがわかりました。






この新しくできた壁に、画家のミヤザキケンスケさんが1月中旬から絵を描きに来てくださいます。この写真でリリアンが指差している壁は、マゴソの障がい児特別学級の前にある、体が不自由な子どもたちのための遊び場になる場所です。みんなが安心して過ごせるステキな場所にしていきたいと思います。
皆様本当に緊急の応援をありがとうございました。心から感謝申し上げます。早川千晶


●リリアン現場監督、まだまだ続く●
焼けてしまったマゴソ図書館とコンピューター室の壁は、石のブロックで防災壁を新しく2階の屋根まで作りました。
これでかなり安心感が違います。この校舎は火事でボロボロになってしまったので、床や屋根も全面的な修復をしています。



狭苦しいスラムの中で、大きくて広い部屋というのは本当に貴重だから、開放感のある、みんなが大勢集えるような、大きくて風通しもよくて明るい部屋を作ったらどうかなということになり、仕切りはもうつけずに一気にこのふたつの部屋をひとつの大きなホールに広げることにしました
どんなふうに新しく生まれ変わるか、皆さん楽しみにしていてください。




●2015年1月と2月のキベラスラムのスタディツアーのお知らせ●
1月30日(金)と2月11日(水)にキベラスラムのスタディツアーを設定しました。
参加希望者は私まで、FBのメッセージ、メール chiakinairobi☆gmail.com  早川千晶
☆を@にしてください。
  


Posted by アマム at 22:54Comments(0)マゴソスクール早川千晶

2014年12月20日

現場監督リリアン大忙し

新学期が1月7日から始まるから、それに間に合わせるように何とか火災で焼けた部分を直して、失った机や椅子も作り、ほとんど焼けてしまった教科書も購入し、そして安全を守るための石塀作りもしなければ。ということで、マゴソスクール大忙しです。ド迫力のリリアン現場監督。



マゴソスクールはキベラスラムの奥にあるので、車はそこまで入ることができないから、物資はすべて手で運ばねばなりません。石、砂、セメント、木材、トタン、すべての材料を長い距離、徒歩でかついでマゴソまで運びます。そのためには何人もの日雇い人夫を雇い、運ぶ途中で物品が失われていかないように要所要所に見張りもつけなければなりません。

そんな人件費もずいぶんとかかってしまうので、スラムの中で建設を行うのは、通常の建設よりもだいぶ割高になってしまいます。それでも、日雇い人夫や、大工さんたち、すべてスラムの人々を雇用しますので、みんなお仕事になって大喜びしてくれています。また追加で募金を振り込みしてくださる方々がいらっしゃって、大変助かっています。皆様本当にありがとうございます!心からお礼申し上げます。



リリアンは身分証明書もパスポートもこの火事で失ってしまい、銀行でお金をおろすことができないし、マゴソにはいま避難されている方々がたくさんいらっしゃって人の出入りが激しいので、お金や大切なものを保管しておくことができません。そんな不自由な中ですが、みんなで手分けして力合わせてがんばっています。

何度も食料などを寄付してくださっているナイロビ在住の日本人の方々にも本当に感謝です!そのおかげで、ずっとお米が途切れることなく届いていて、本当に助かっています。皆様ありがとうございます!
石塀を作っている様子を、どうぞ写真でごらんください。あとは、いざというときの出入り口をたくさん作ることや、できるだけ窓をたくさん作ること、そして水タンクをできるだけたくさん設置して、あちこちに水場があるようにすることなど、これからいろいろアイディアを取り入れながら建設を進めていきます。経験から学びがありますね。




火災から15日目、焼けてしまったマゴソ図書室から復興の様子を眺めているリリアン。
キベラスラムはどんなボロボロの長屋でも賃貸住居で、必ず大家さんがいます。住民は1部屋単位で長屋の部屋を借りて家賃を払って生活しています。今回焼けた長屋は二階建ての長屋もあったのですが、大家さんがすぐに建て直す資金がないから、とりあえず出来るところまでやろうということで、すでに建設が始まってはいるけど、完成しても以前住んでいた人々がみんな戻ることは部屋数が足りなくてできないだろうということです。



建て直すときに、もっと安全性を確保するために、長屋と長屋の間にスペースを開けて欲しいというのがリリアンの要望だったのだけど、それぞれの大家さんはやはり自分たちの敷地のギリギリまで建てたいとのことで、結局はまたギッチリとギリギリまで詰まっている状態での建設になっています。
せめてマゴソだけは少しはスペースをあけて・・・と思っているのですが、何しろとんでもなく人口密度の高いスラムなので、なかなか難しいですね。



立て直している長屋はみんな、トタンで囲っている長屋ばかりになっていました。それが一番簡単で安いんでしょうね。トタンの照り返しでスラムの中は本当に暑くなります。ナイロビの普通の住宅街からスラムの中では、昼間の温度は5度くらい違うんじゃないかなと思うことがよくあります。





●キベラ火災から17日目(12月19日)
焼けた長屋の場所に、新しい長屋が続々と建設中です。だけど大家さんに資金がないからとても簡単な材料を使った小屋が次々と建設されていて、粗末な建材なのに無理やり二階建てにしている、そして、またあまりにもスペースをあけずにぎゅうぎゅう詰めにしていることが、見ているととても心配になってきます。やはり危険を避けるためには長屋と長屋の間にできるだけのスペースをあけたほうが良いはずですが、そのスペースをあける余裕が大家たちには無く、ギリギリのところまで建物を建てようとします。




こうして見ていると、本当につくづく、先日の火災の火がもっと広がるのを防いだのはマゴソだったのだということが実感されます。マゴソは中央が広場になっているから、そのスペースが火を食い止めてそれ以上スラムに火が広がるのを避けることができました。そうでなければ、きっともっともっと大惨事になっていたことでしょう。
そう思うと、マゴソの建設を、できる限りコミュニティの安全にも貢献できる形で、そして万が一のときの避難所として皆さんに使ってもらえるようにということを意識しての建て直しが良いと、あらためて思いました。
こうして新しく建つ長屋は、やはり家賃がだいぶ上がるそうで、今日は今後の生活の建て直しについて不安に思っているマゴソ生徒の保護者たちが集まり、相談に乗ったり話し合いをしたりしました。





家が全焼してしまったマゴソ卒業生で高校生のケリアちゃんは、実は高校の寮が今年の8月に放火にあい、二度の火事の恐怖を経験しました。高校の寮の放火のあと、それは多くの生徒たちに精神的ダメージを与え、今学期は成績がガタ落ちしてしまった生徒もいました。ケリアちゃんもそのひとりです。

彼女と面談したところ、火事の恐怖がどうしても脳裏から離れず、勉強していてもどうしても集中できないと言って、思わず涙をポロリとこぼしました。今回の家の全焼でも、高校の制服、靴、カバン、辞書、教科書など、すべて燃えてしまいました。父親はなく、日雇いで働いている母親は仕事を一日も休むことができません。家が全焼したあとも、毎日働き続けています。1月に本当に高校に戻れるのかと不安がっていましたが、母親とも話し合い、支援をして1月には必ず高校に戻れるようにしようねと励ましたら、やっと笑顔が出ていました。


  


Posted by アマム at 19:05Comments(0)マゴソスクール早川千晶

2014年12月19日

追悼ジョージ・オケッチさん

亡くなったオケッチについてと、マゴソ裁縫作業所を守ったババジョセフについて。




12月7日はオケッチの葬儀のためのハランベー(カンパの会)も同時に行ないました。あらためてオケッチの最後の様子を聞き、とても驚いたことがあります。それは、オケッチは亡くなる2日前に、マゴソ作業所を前にあった場所からだいぶ離れた新校舎に移動させてくれ、それによってすべてのミシンや様々な物品が救われたということでした。



私は火事が発生した日、マゴソ作業所のミシンや物品はすべてダメになってしまったに違いないと絶望しそうになりました。
ところが、この写真にあるように、ほとんどのミシンが無事(リリアンのミシンは盗まれましたが、それ以外のミシンは無事だった)、
そして、材料のカンガやすでに出来上がっていた様々な商品は略奪にあって大方盗まれてしまいましたが、火事の当日も、このようにかなりそれを救ってくれた人がいました。それは作業所で働いているババジョセフでした。




オケッチは、大工や電気の職人で、さらに音楽家でもありピアノを弾き歌を歌うという天才でした。
マゴソの校舎はこれまですべてオケッチが作ってきてくれました。今年のはじめから私たちが建設を行っていた、
一階が障害児の特別学級になるマゴソ新校舎は石造りの建物で、火事とは反対方向のマゴソ敷地の奥にあります。

火事の2日前、オケッチはその2階の電気の配線を終え、遠く離れた位置にあるマゴソ作業所からすべての物品を運び出し、
石造りの校舎のほうに移動させてくれていたそうです。それによって、私たちの大切なミシンなどの機材が救われました。
これを虫の知らせというのでしょうか





その頃、オギラの息子のあーちゃんが具合が悪くなり、病院に担ぎ込まれて手術を受けました。
火事の当日の朝、オケッチは、オギラとあーちゃんを迎えに出てくれて、あーちゃんを抱っこしてオギラの家の中に運んでくれたそうです。そしてこの写真でオギラが座っている椅子に座り、朝食を食べたそうです。そのときにオケッチは冗談で、あーちゃんに、次に具合が悪くなっても、もう病院には行かなくていいよ。僕が治してあげるからね。と笑って言ったそうです。何度も何度も病院通いをしてあーちゃんは痛くて辛くて泣いていたから、優しいオケッチはきっとそう言って慰めてくれたのでしょうね。





そこからオケッチはマゴソに行きました。そして火事にあったのです。
火事の最中、オケッチは誰よりも前に出て動き回り、多くの物品と子供たちの命を守りました。
そして最後は、息ができない、と言いながら、数歩歩いて、そして崩れ落ちるようにして倒れたそうです。
そのまま息を引き取りました。オケッチはいまナイロビのチロモにある遺体安置所で眠っています。
12月11日(木)の朝7時に出棺、そしてそのまま田舎の村へ移動し、12月12日(金)に埋葬だということです。
オケッチあなたことを生涯忘れません。守ってくれて本当にありがとう。どうか神様のもとでゆっくり休んでください。




今日の朝、オケッチを見送りました。オケッチのお葬式のためにカンパをしてくださいました皆様、本当にありがごとうございました。
とてもたくさんの人々がオケッチに最後のお別れをしに集まりました。これに間に合うように日本から駆けつけてくれたお友達の銅冶さんと一緒に、私も朝6時からお見送りに行きました。オケッチの年老いたお母様、そして若くて美しい奥さん、子どもたち、お友達、みんなで泣きながら最後のお別れをしました。とても美しくて優しい歌声がずっと響き渡っていました。

みんなでお祈りをする前に、素晴らしいスピーチをしてくださった方がいました。
「オケッチは旅立ちました。だけどオケッチにとって失われたのは、呼吸だけです。それ以外、彼の何も失われてはいません。
私たちはここでしばしのお別れをしますが、それは永遠の別れではありません。誰もがその時が来たら、肉体を離れ旅立ちます。オケッチにはいまそのときが来ました。だけど彼は失われたわけではありません。いま私とあなたはここにこうして息をして生きています。でも私たちにもそのときがきたら、同じように旅立って行くのです。そしてその先にある場所で、私たちはまた必ず再び出会えます。

だから私たちは常に自分自身に問い続けて、精一杯生き続けていくべきなのです。いずれくるそのときに向かって、私たちはいかに生きるべきなのか、何をするべきなのか、どんな思いを持つべきなのか、それを常に自分に問い続けて生きるのです。これからオケッチの体は土に還ります。そして再び会えるそのときまで、私たちはそれぞれに精一杯生きていきましょう。」


出棺を待っている間、みんなといろいろな話をしていたのですが、リリアンがこう話していました。オケッチは歌を作りピアノを弾きながら歌う人だったのですが、最後の最後に作ったいくつかの歌、そして最後にレコーディングした歌は、まるでこうして旅立つことを彼は知っていたかのような内容の歌だったそうです。さあこことは違う場所へ、もうすぐ旅立つんだ。と彼は歌っていたそうです。



●オケッチのお葬式費用のハランベー、ありがとうございます●

皆様本当に助かりました。現在まででご連絡いただいた方々からのハランベーと、昨日までにオケッチの友人たちがキベラスラムで続けているハランベーとを合わせまして、現時点で足りないのは4万シリング(約5万7千円)となりました。あとは本日木曜日と、金曜日、土曜日で最後の追い込みをしていく形ですが、おそらくここまで来ればあとは彼らは何とかできるだろうと思います。なのでオケッチの葬儀費用のハランベーに関しては、私のほうでは今日までにご連絡いただいた方々の分で終了といたします。皆様本当にありがとうございました!これでオケッチのお見送りのためにできる限りのことをしてあげられます。今後、残された奥さんと子どもたちのサポートもしていきます。
(オケッチさんの葬式費用のハランベーカンパは早川千晶さんが直接声かけして集めたものです。)

マゴソスクールへのカンパのほうは、引き続き、続けていきます。皆様たくさんのシェアを本当にありがとうございます。この悲しい出来事を乗り越えて、今後マゴソをもっともっとより良い場所にしていければと気持ちあらたにしています。スラムの子どもたちが安心して拠り所にできる場所、スラム住民たちの憩いの場所、希望あふれる場所にしていきます。
皆様のご協力に心より感謝申し上げます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。   早川千晶
  


Posted by アマム at 23:07Comments(0)マゴソスクール早川千晶

2014年12月09日

火事から6日目、12月7日の報告

火事の状況報告を追加します。火事初日はただただショックでしたが、
6日たって周りをもう少し冷静に見れるようになりました。話も詳しく聞きましたのでご報告します。

マゴソスクールで燃えたのは、図書室、コンピューター室、音楽室、倉庫、強奪のため壁を壊されて破壊され
中身をすべて盗まれたのは女子寮、リリアンの家、マゴソショップ、そして、マゴソ長屋の裏にあったママアギー
の家(アグネスの家)とトニーの家、マゴソ給食に野菜をサプライしてくれていたママの家も全焼でした。



写真はマゴソコンピュータールームだった部屋から、焼け跡を見る。



しかし外に出て焼け野原の上に立ってマゴソを眺めたとき、マゴソスクールが盾になってこの地域にそれ以上の火が広がるのを防いだことがわかりました。出火したと思われる長屋からマゴソまでの間の家々は、すべて全焼でしたが、マゴソスクールの壁面は燃えたものの、そこで火がそれ以上近隣に広がることを防いでいました。マゴソの中からの景色と、外からマゴソを見た外観の写真を載せますので見てください。



焼け跡から、マゴソ長屋を見る。マゴソ長屋が火を食い止めている。右側の一階、ぐるっと回った
ところの部屋がアグネスの家だった。二階の左から、図書室、コンピューター室、音楽室、女子寮。






あの奥に見えている二階建ての長屋が、出火もとだったというウワサ。しかし出火もとは燃えていない。
風向きで火がマゴソ方向へ向かった。だけど出火原因となったこの長屋の住民は、このとき外出していたが
、戻ってきて大惨事を見て、ショックでその場で倒れ、病院に担ぎ込まれたということ。










マゴソ長屋を焼け跡から見たところ。マゴソが盾になって火を食い止めていたことがわかる。






マゴソの図書室。15年かけて私がコツコツと集めてきた図書は、すべて焼けてしまった。
この部屋はマゴソで一番大きな貴重な部屋だった。ミーティングはいつもここで行い、
高校生たちの補習や、アート活動など、様々な活動にこの部屋は大活躍していた。







マゴソスクールには井戸があります。これはなぜかというと、1999年にはじめてマゴソ長屋を買ったとき、本当にボロボロの長屋だったのでトイレはビニールで囲ってあるだけの粗末なものでした。そこで私とリリアンがはじめにやったのは、トイレの穴を掘ることでした。
敷地内に穴を掘ったのですが、そこから水が出てきました。かき出してもかき出しても、翌日になると穴の上まで水が上がってきていて、しかも透明の水なのでした。私たちは最初、困ったと思ったのですが、これは仕方ないからここを井戸にすることにしたのでした。トイレは長屋の外に作りました。



しかしこの穴が、そのあとどれだけマゴソや近所の人々を助けることになったか!
今回の火事でも、この水があったからこそバケツリレーで消火することができました。
それによって、近隣に火がもっと広がることを防げたこと。本当にありがたいと思いました。
この穴のことを私たちは、「神様がくれた魔法の穴」と呼んできました。
まさか15年たって、このように救われるとは、奇跡ですね。感謝です。報告続きます。




ゆうちょ銀行[普通) 名義:マイシャヤラハキキン
店名 008(ゼロゼロハチ)  店番 008 口座番号 1746321

※ゆうちょ銀行口座から振込みの場合は
  記号:10070 番号:17463211


  


Posted by アマム at 22:23Comments(0)マゴソスクール早川千晶

2014年12月07日

マゴソ状況と支援について

ナイロビの早川さんからの報告です。
記事中に日本からのお見舞いについて書いてありますので、お読みください。
なお物資の発送は、EMSを使用しても到着に1ヶ月以上かかることがあったり、届かなかったり、また届いても発送物にケニア側で税金をかけられることもあります。日本のように郵便局員が各家に届けてくれるのではなく、郵便局まで取りに行かなくてはなりません。ですので、人手もお金も必要となることがありますので、お見舞いの気持ちは誠に心苦しいのですが物資ではなくお金でお願いします。なお、お見舞いのお金はすべてケニアにおくっておりますのでご安心ください。
マイシャ・ヤ・ラハ スタッフ一同

沖縄の工房アマムhttp://amamu.ti-da.net/ でも募金受け付けております。
マゴソスクールの支援グッズも販売しております。




皆さんこんにちは、私は先ほどナイロビに帰ってきました。
明日のキベラですが、亡くなったジョージ・オケッチさんのためのハランベーと、マゴソのみんなと訪問者の皆様との祈りの集会を行うことになりました。

オギラの話によると、火事の恐怖は子どもたちにとってかなりのトラウマになっているとのことで、まだ気持ちは落ち着かない様子です。オドンゴの話によると、マゴソOBOGたちが毎日、避難者のための炊き出しや、焼け跡の掃除、マゴソの修理など忙しく動いているそうです。



このような状況で、私自身は月曜日までツアーが続くので、いろいろな詳細を確認していくのはそれ以降になるのですが、明日は日本からのグループとワニーさんのグループがマゴソに来て一緒に祈りの集会を行うことになり、取り急ぎ集めた様々な物資を持っていきます。
ナイロビ在住の方で何か物資をお届けくださいます方は、明日12月7日(日)の8:30amから8:50amまで、私はンゴングヒルズホテルの駐車場かロビー近辺にいますので、お声がけください。どうぞよろしくお願いいたします。




急ぎでカンパを送ってくださいました方々、本当にありがとうございます。大変助かります。リリアンによると、焼け出されて避難している人たちが多いので、炊き出しもウガリを作るのが人数が多すぎてとても大変なので、お米だとすぐに炊けるので助かるという話でした。なので、何名かの方々から緊急でお寄せいただきましたカンパで明日はお米を買います。




また、マットレスや毛布などの寝具も燃えてしまった方々が多くいるため、皆さん着の身着のままで教室の床にただ横たわって寝ているとのことでした。なので、せめて少しでも状況が良くなりますように、毛布、衣類などを取り急ぎ集めた分を明日届けます。
電気もなく電波も悪い村にいたため、途切れ途切れにしか連絡が取れていませんでしたが、避難している方々の人数確認のためのリストはすでに作成したようで、その内容も明日確認してきます。




スラム内の治安が悪いため、マゴソの焼け落ちた壁をとにかくふさがなければ危ないから、それだけは早急にやってとお願いをしましたところ、穴だらけではあるけどかろうじてふさぐことはできたようです。
以上、取り急ぎの近況をお知らせします。また今後も追って状況をお知らせしていきます。皆様からの励ましや応援、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。





マゴソスクールの日本側の窓口になってくれているマイシャ・ヤ・ラハ基金の口座番号をお知らせします。この口座に振り込まれた支援金は、事務所経費や人件費などは発生せず、すべてがマゴソスクール支援のために使われています。
なので事務所は存在していません。東京の友人たちが働きながらボランティアで口座の管理をしてくれている基金で、そこに入ってくるお金はすべて、私が直接活用させていただいているので、私の直結の基金です。
すでにカンパを入れてくださった方々がいらっしゃるとお聞きしました。皆様本当にありがとうございます。
ご無理のない範囲で、カンパをいただける場合、とても助かります。そして、避難者のための食料やマゴソスクールの修理のために必要なことにお金を使わせていただきます。ありがとうございます。また何にどのくらいかかるのかということを確認していってここでご報告していきます。

ゆうちょ銀行[普通) 名義:マイシャヤラハキキン
店名 008(ゼロゼロハチ)  店番 008 口座番号 1746321

※ゆうちょ銀行口座から振込みの場合は
  記号:10070 番号:17463211





多数のお問い合わせをいただきましたので、このように口座番号をお知らせさせていただくのですが、こうしてご支援の呼びかけをすることはとても心苦しく、皆様に大変申し訳なく思っています。どうかご無理のないように、どうぞよろしくお願いいたします。
お金はあればもちろんいろいろなことに使えて大変助かりますが、お金がなくても無いなりに、できることをがんばっていきたいと思っています。お預かりしましたカンパは必ず有効に活用させていただきます。
皆様本当にありがとうございます。早く通常通りの元気なマゴソスクールに戻ることを祈るばかりです。

そして、子どもたちがまだとてもつらい気持ちだということなので、明日は少しみんなが気持ちが楽になれるように、歌ったりもできたらと思っています。マシモニユースの皆さんも来てくれるそうですし、マサヤもタイコを持って来てくれるそうです。
長くなりまして失礼しました。これからもどうぞよろしくお願いします。      早川千晶




  


Posted by アマム at 11:52Comments(2)マゴソスクール早川千晶

2014年12月03日

マゴソ周辺が火事に!

マゴソスクール の周辺が火事でマゴソも一部が焼け、盗まれたり焼け出された多くの人が学校に避難しています。
早川千晶さんからのレポートです。


取り急ぎご報告します。本日12月2日の正午、キベラスラムで火災が発生しました。
マゴソスクールから少し離れた建物の電気配線から火が出てそれが引火して広がり、
あっという間にその地域一体の長屋がいくつも焼けました。




マゴソスクールは図書室側の壁から火が燃え移り、図書室とコンピューター室の壁が焼け落ちました。
長屋が燃えていく中、できるだけの家財道具を運び出そうとする人々が、マゴソスクールの敷地内に
流れ込んできました。その人々を避難させていく一方で、混乱に便乗して盗みに入る人々がなだれ込み、
マゴソスクールは食糧、コンピューターなど、多くの重要な物品を盗まれました。その一方で、マゴソスクール
のために助けに駆けつけ、懸命に消火や物品をレスキューすることを手助けしてくれた人々が大勢いました。






その中で、私たちの大切な仲間、私の長年の友人であるジョージ・オケッチが亡くなりました。
彼はこれまでマゴソスクールが出してきた3枚のCDのすべてのレコーディングに参加し手助けをしてくれたミュージシャンであり、マシモニ・ユースグループのメンバーです。そしてマゴソスクールの度重なる建設をこれまですべて手助けしてきてくれた大工でもあり、また、マゴソの生徒の父親でもあります。3人の幼い子どもとまだ年若い奥さんを残して逝ってしまいました。彼はマゴソの緊急事態に最前線で動き回ってくれましたが、その直後に突然倒れ、そのまま息を引き取りました。



フリーダさんの診療所に横たわる彼は、まるで寝ているように見えて、とてもきれいな顔で、とてもおだやかな表情でした。胸がつぶれそうでした。リリアンと抱き合って大声をあげて私たちは泣きました。リリアンは相当パニックになっていましたが、でもひとしきり泣いて正気を取り戻しました。とにかく子どもたちの安全を、そして焼け出された多くの近所の人々のために緊急にできることを、全力あげてやっていきます。




マゴソOBOGたちを集めて、力を合わせて必要な手助けを総力あげてやっていくように話しました。
呆然としている暇もないので、みんなで気合を入れました。
現在、マゴソスクール内には周辺の焼け出された人々が大勢避難しています。正確な数はまだわかりませんが、現段階で避難してきた人たちは300世帯ほどもいるかとリリアンのご主人が言っていました。ほとんどすべてを焼かれてしまい失った人々です。当面すぐに必要な食料を買うように手配しました。これから緊急援助をすぐに動いていきます。





給食のお母さんであるママアギーの家も全焼、そして、トニーの家も全焼でした。すべて焼けた家の前で
たたずんでいたアグネスと弟のトムに声をかけたら、すぐにアグネスが「大丈夫だ」と力強く答えました。




あまりにも痛ましい火事の様子の写真を、ここに載せることをかなり躊躇しましたが、どのような状況か見ていただくために何枚かここにUPします。全焼した家の前でトニーとトムの写真、マゴソに避難してきている人々の様子、それと、消防車も入ってこれない狭い路地裏で人々がどのように火が広がることを防ぐ努力をしているかという様子、火が広がらないように一気に長屋のトタン屋根や壁を外していきます。その様子を写真で見てください。そして、まだ火がくすぶる中を、なにかまだ取り出せるものがあるかと探し続ける人々が大勢いました。




今回の火事を経験して、スラムの生活がいかに不安定で様々な危険にさらされているかを痛感しました。
スラムの火事が一気に火が回るという話は前々から聞いていたけれども、まさかこのようなとんでもないスピードだとは想像を超えていました。いま貧困層がますます増え続け、キベラスラムは平屋ではまかないきれず、二階建て、中には三階建ての長屋まで出てきており、さらに人口密集度が高くなって様々な危険度があがっています。





貧困ゆえに安全性が十分ではない煮炊きのための燃料や灯りの方法を使っています。でもだからといって、ここ以外にいったいどこに行けばいいと言うのでしょう。彼らは生きるためにスラムにやってきて、生きるために様々な工夫を駆使してここで生き抜いています。
その人々が、こうしてあっけなく家族を失い、家を失っても、ただあきらめなければならない、何があってもまたゼロからマイナスから立ち上がって黙々と生きていく様子をいつも見ていて、彼らの人生がもっと楽になって欲しい、もっと報われて欲しいと思わずにはいられません。





そのためには何ができるのでしょうか。次の時代を担う若者たち、子どもたちに、様々な学びの機会を提供していって
意識の根底から変革していくしかないと、そう思っています。
かけがえのない仲間であるオケッチを失い、警備員のオティエノさんが大きくやけどを負ってしまいましたが、
マゴソスクールの教員、職員、子どもたちは無事です。
皆様いつも温かい応援をありがとうございます。このようなことがありましたが私たちマゴソスクールは皆で力を合わせ
て励まし合って、困難をみんなで乗り越えていきたいと思います。これからもどうかよろしくお願いいたします。
早川千晶


募金振込み先

ゆうちょ銀行[普通) 名義:マイシャヤラハキキン
店名 008(ゼロゼロハチ)  店番 008 口座番号 1746321

※ゆうちょ銀行口座から振込みの場合は
  記号:10070 番号:17463211

  


Posted by アマム at 09:37Comments(0)マゴソスクール早川千晶

2014年06月03日

ケニア音楽フェスティバル予選!

ケニアからビッグニュース!2014年のケニア音楽フェスティバルの地区予選がはじまりました。



マゴソスクールは30演目で出場して、そのうち、28部門で優勝しました!イエーイ! 





このあと、県大会、地方大会、全国大会と進みます。今年の全国大会はモンバサです。




8月第一週です。マゴソスクールの子どもたちの奮闘をどうか応援してください!






特にマゴソの子どもたちや先生たちにとって、こうして音楽でがんばることが、生きる活力になっています。
音楽大会に出場して全国大会まで進んでいくのにやっぱりとってもお金もかかって、これってほんとに
続けていいのかな?と悩むこともあったのですが、そうなんです、音楽あってこそ、子どもたちがこうやって
イキイキできたり、困難な中で生きていく力が生まれたりします。励ましありがとうございます。
やっぱりこれからもマゴソが音楽大会に出場できるようにがんばって資金面も支えていきたいと思います。


早川千晶


  


Posted by アマム at 10:18Comments(0)マゴソスクール

2014年03月13日

3.11子供たちの祈り 

「子どもたちの祈り 」  早川千晶

東日本大震災が起きたとき、私はちょうど日本で講演ツアーを回っている最中だった。
その日は和歌山県にいたのだが揺れが起きてすぐにテレビをつけ、震源がどこかを知って真っ青になった。
母のように慕う人が仙台にいる。私のキベラスラムの駆け込み寺「マゴソスクール」でも子どもたちからお母さんと
呼ばれている人だ。電話をかけたがつながらない。何百回も繰り返しかけ続けた。
後に、彼女は避難所にいることがわかった。

数日後、ケニアから子どもたちの祈りと歌の映像が届いた。ケニア在住ミュージシャンの大西匡哉君が撮影して
送ってくれたのだ。彼がそれに説明も添えてくれていた。日本が大きな地震と津波に襲われたことをキベラスラム
の仲間たちもニュースで知った。
これまでの12年間、キベラスラムの奥深くにあるマゴソスクールを訪れてくれた日本のお友達は数多く、
子どもたちにとって日本は大好きなお友達や家族のように慕う人々が暮す国だ。非常にショックを受けた。
いてもたてもいられない。自分たちにできることはなんだろう、まずは祈るしかないと、マゴソスクールには
子どもたちやスラムの仲間たちが集まり、昼も夜も、祈り続けた。




歌を作って歌おうということになり、オギラ教頭先生がすぐに作詞作曲して子どもたちに教えた。
映像には、子どもたちがとめどなく涙を流し、地面に跪いて真剣に祈る姿が映し出されている。
それに続く歌は、こう歌われている。
「日本のお父さんお母さん、お兄さんお姉さん、おじいちゃんおばあちゃん、お友だち、どうかご無事でいてください」
私たちは祈り続けます、と、メッセージが添えられていた。

YOUTUBEに掲載されたこの映像の情報をツイッターで流してくれた人がいて、驚くような勢いで
カウンターが上がりはじめた。たくさんの心のこもったメッセージが日本から届きはじめた。

)

この子どもたちが暮すキベラでは、2007年末から2008年はじめにかけて恐怖の出来事が起きた。
大統領選挙の結果をめぐる大暴動が発生して、キベラスラムはその最前線となってしまった。
子どもたちの目の前で人が死に、家が焼かれ、ケニア中で約60万人もの人々が住まいを失い、
各所に避難所が作られた。あのときは、日本の多くの方々がケニアのために祈り、被害にあった
人々のために支援を送ってくれた。傷ついた子どもたちのために、音楽や絵を届けてくれた人たちもいた。

私もその暴動のさなかにいて、ひたすら子どもたちのレスキューと、スラムの奥まで食料を届けることに
必死の毎日を過ごしていたが、あまりの出来事を目前にして気が狂いそうになるとき、遠く離れた人々から
届き続けた励ましや祈りに、どれほど助けられたかしれない。


キベラスラムの仲間たちや、マゴソスクールの子どもたちは、今も日本に向けて祈り続けている。
ナイロビの街を歩いていると、見ず知らずの人に声をかけられて、日本のために祈りますと言われることが何度もある。

私たちがアフリカからできることは何だろうと考えた。そこで、その年の5月中旬から7月中旬にかけて日本各地を回り、
アフリカトーク&ライブのイベントツアーを行い、その収益から野菜や果物を買い、車に詰め込んで被災地の
友人を訪ねてまわった。 東北ツアーの様子 http://africaze.ti-da.net/c275833.html

マゴソスクールの子どもたちの仙台のお母さんが主宰するNPOアマニヤアフリカが助けてくれた。
被害の大きかった気仙沼には、私が講演をさせていただいた小学校があるが、その子どもたちから
「ケニアの子どもたちに募金を集めたので来てください」と連絡をもらった。嬉しくて涙が出た。
避難所となっている小学校には、校庭に仮設住宅が建てられているという。
どうか双方の子どもたちの祈りが届きますように。
家族や家を失われた方々の痛みは簡単に癒されるものではないが、
今後の早い復興を心から祈らずにはいられない。

仙台のNPOアマニヤアフリカのホームページhttp://amani-ya.com

早川千晶


石原お母さんは去年永眠されました。ご冥福お祈りいたします。  


2014年03月12日

4月&5月スタディツアー

皆さんこんにちは。GWにキベラスラムのスタディツアーに参加したいという希望者から
ご連絡いただきましたので、日にちを設定したいと思います。武装警官3名を護衛につけます。

現在、仮にですが、5月6日(火)で設定して参加者つのってみようと思いますが、
もしGW中の他の日にご希望がありましたら教えてください。
取りまとめしたいと思います。よろしくお願いします。



尚、キベラスタディツアーは平日のみで、土日は行いませんので、平日でのご希望をお聞かせください。

参加希望の方はご連絡をお待ちしています。


本当に残念なことなのですが、キベラは治安がとても悪化していて、スラムに住んでいる多くの人々は普通に
一生懸命生活している心ある庶民の方々ですが、その中に、スラムという場所柄、潜伏できる状態があり、
麻薬密売組織やその末端にリクルートされた少年・青年たちや、特に強盗組織では簡単に銃が出回っています。

私たちマゴソスクールも、キベラスラムのDCオフィスから「訪問者がいるときは護衛を依頼するように」と指導されており、
ケニア警察からの協力をいただいているものです。ケニア警察の考えとしては、スラムの実態を訪問者に見てもらい
子供たちが支援を受けられることは喜ばしいことであるが、勝手に中を歩き回られて犯罪を増長してほしくない、そのため、
訪問者がいるときには事前に報告をし、護衛をつけた上で訪問をしてほしいという考えで、私たちの活動や訪問者は歓迎
してくれており、そのため、依頼すれば護衛警官を用意してくれるというシステムになっています。

また、訪問者の方々は、貧困問題や、子どもたちの教育事情、ケニアの社会事情、人権問題、国際協力などに興味を持つ
方々が、スラムでの暮らしの実態を知りたい、スラムの人々の生の声を聞きたいと願って、実際の状況を学ぶためにスラム
を訪問したいと願っている方々で、そのような方々のためにスラムのスタディツアープログラムを作り、
この15年ほどご案内をさせていただいています。


そのプログラムでは、まずはスラムの住民の方々が実際に自分たちの何を外の人たちに知ってもらいたいか、
というところからはじまり、ご案内をしたり訪問者のための食事を作ったり、話を聞いたり家を訪問させてもらった
りすることで、スラム住民の方々にも仕事の機会になり、収入を得られるというシステムを作っています。
また、スラムの暮らしの背景になるケニアの歴史的な背景や社会事情を訪問者に理解していただけるよう、
私がその解説もさせていただいています。

キベラスタディツアーの1日のプログラムで、できるだけ多くのスラムの住民に出会っていただき、その声を聞いていただく。
そしてスラム住民側からも、外国からの訪問者に対して意見が言えたり、質問をすることができる機会を作る。
お互いに意見交換ができるような場づくりをしています。(私が通訳を行います。)また、外国からの訪問者の方々からも、
スラムの人々に対して質問をしたり、意見が言えたり、ともに何らかの行動を開始したりできるような機会を作っています。

このようなプログラムをこれまで行ってきて、双方に非常にいい影響が出ています。スラムの住民や、特に若者たちの間の
意識も向上し、自分たちが置かれているスラム状況に対して外部者に説明を行うことで、当事者たちの中にもあらためて
認識や自覚が生まれたり、問題に対して対処していきたいという意欲がわいてきたり、そのためのアイディアをもらえたり、
勇気をもらえたり、などの効果がスラム住民側にはあります。

また、外国からの参加者側にも、良い影響があるのは、実際に生の声を聞くことで、非常に身近な存在になり、
理解が深まっていくことです。ちなみに、これは外国人に対して行っているだけではなく、ケニア人の別のコミュニティ
の方々にも行っており、例えば、イギリスやオーストラリア、アメリカなど外国に長年住んでいるケニア人の方々や、
ナイロビ在住のケニア人でも富裕層の若者たちや子どもたちなど、このキベラスタディツアーに参加してくれていますが、
彼らが知らなかったスラム生活に触れ、友情を育むことで、認識が変わった、偏見がなくなった、自分たちも何かしたい
と思った、という反応が生まれています。

  


Posted by アマム at 23:36Comments(0)マゴソスクール

2013年12月14日

クリスマスパーティー

2013年12月8日(日)キベラスラムのマゴソスクールで毎年恒例のクリスマスパーティを行いました。



子どもたち、近所の人々、いつもお世話になっている方々や遠方からのお客さんも、
とてもたくさんの人々が集まってくれて、大賑わいの楽しい一日を過ごしました。



歌、踊り、タイコ、アクロバット、ファッションショーもあり、盛りだくさんのプログラムでした。





リリアンひきいるマゴソ裁縫チームがおおはりきりで準備したファッションショー!
みんなやる気まんまんでその気になってキャットウォーク・・・(笑)




極めつけは・・リリアンの超力作の、ななななななんと、ウェディングドレスでした!
ウェディングドレスには初挑戦でしたが、すばらしい出来でした。ぜひ皆さんご注文お待ちしております。
まるで本物の結婚式のようで、観客はみんな大興奮の嵐。近所の人たちの間でも、
「これ、ホンモノの結婚式?」「あの2人がねー!!」と(笑)話題騒然でした。




でもこれはマゴソならではの結婚式ショーでした。ホントではありませんのでお間違えなく!
花婿役はトニー(OB)、花嫁役はバイオレット(OG)、花嫁の父はダン校長先生、花嫁の母はママアギー(給食のママ)、
ウェディングケーキを作ってくれたのはドゥルマのムワチュパです。マゴソで結婚式をしてみたい方、お待ちしています!







マゴソスクールの子どもたちだけでなく、近所の子どもたちもたくさん集まり、みんなでごちそうを食べました。
大勢の方々が集めるのに協力してくださった様々な物品は、子どもたちへのクリスマスプレゼントになりました。




すべての子どもたちが何かしらもらえるくらいたくさんの物品があつまりました。
とっても楽しくてうれしかったこの一日は、忘れられない思い出になります。





今年一年を無事過ごせたことに感謝し、来年もまたみんなでがんばっていこうという思いをあらたにしました。
いつも支えてくださり、応援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。2014年もどうかよろしくお願いいたします。

早川千晶  


Posted by アマム at 23:17Comments(0)マゴソスクール

2013年12月07日

マゴソ財政ピンチ!来年1月までの運営費しかありません。

皆様こんにちは。いつもマゴソスクールを応援してくださりありがとうございます。

毎年この時期になると同じお願いになってしまい、非常に恐縮なのですが、2014年度のマゴソスクール
運営のためにご支援いただけないでしょうか!どうか何卒よろしくお願いいたします。

マゴソの財政ピンチというお知らせをこうして時折させていただくことを本当に心苦しく思っているのですが、
なぜこうなるのかということを今日は少し説明させてください。



私たちマゴソスクールは定期的なご支援の受け皿になるような会員制度や里親制度などは設けておらず、
様々な出会いからつながっていった人々と共に、できる人ができることをやる、という自主的な形でこれまで
こうして発展、存続、運営させていただいてきました。
日本側ではお金を集約するための郵便局の口座をひとつ設置しているだけで、主な収入源になっているのは
毎年私が日本でのライブツアーを行って得られる収益と、イベントの際にいつも置いている「1食10円給食募金」
の募金箱、およびケニアで作ったグッズの販売収益です。その他は、ご縁をいただいた方々の個人個人のお気持ちを、
各自ができるときや思いついたときにこの口座に振り込んでくださったり、独自に活動された方々が得た収益を
お寄せくださったりしています。

独自に活動されている方々というのは、例えば、自分の畑で育てた果物でジュースを作ってお祭りで売る、
Tシャツやアクセサリーを作って売る、マゴソのためのハランベーライブを行う、ケニアの紅茶やマカダミアナッツ
を仕入れて販売する、マゴソグッズを預かり自宅や自分の店やフリマなどで販売する、学園祭で模擬店を出して
料理を作って販売する、育てた小麦でパンを焼いて販売する、詩やエッセイや写真集を出す、マゴソを支援する
ことをひとつの活動内容として取り入れたNPOを設立する、などです。




ケニア側でも私たちはできるだけ収入を生み出しスラムの人々の雇用機会を生み出すような収益活動を行っており、
例えば、CDを制作して販売する、スタディツアー・交流企画・調査や取材のお手伝い・通訳・情報提供などを行う、
アートや音楽のプロジェクトを実施する、廃品回収をして販売する、現地の小学校や病院などから縫製の注文を受ける、
などです。キベラスラムの地域住民に呼びかけてのハランベーも年に数回行っています。

このような方式でこれほどの規模のプロジェクトを運営していくのは不可能だろうと、これまで何度も多くの方々から
アドバイスをいただいてきました。会員制度を作り定期的に安定した支援を受けられるようにしていくべきだという
アドバイスや、自動引き落としで継続的に募金をいただけるシステムを作ったほうがいいというアドバイスをいただき、
私もマゴソのためにはそうしたほうがいいのかと悩んだこともありました。
しかし私はやはり一番大切に感じているのは、アイディアを駆使して何もないところからみんなで何かを作り出していく
喜びや、共に働くことでそこに生きがいや充実感が生まれるということで、特にキベラスラムの仲間たちにとっては
それが人生の誇りにもなり、その姿を見て子どもたちが受ける影響や学びが大きいということを実感しています。





なので正直言って、マゴソスクールの収入は安定していません。このようなやり方はサステイナブル(持続可能)ではない
ということも、スタディツアーに参加してマゴソを訪れてくださった国際協力を勉強してきた学生さんたちからも言われました。
そのことについて私はこの2年ほど特に真剣に考えてきました。マゴソスクールの子どもの人数やマゴソスクールで働くことで
生活が可能になっているスラム住民たちが増え続けていく中で、本当にこれでいいのかと何度も悩みました。

でもいま私が感じていることは、出会わせていただいてきた人々とのつながりと支え合いが生み出す予期せぬような力や、
マゴソで育っていった子どもたちが大人になってきて生まれていっている力です。マゴソの子どもたちに対して愛情や共感を
持ってくださった方々が、日々の生活の中で時折キベラスラムに思いを馳せてくださったり実際に思いを寄せてくださったり
すること、それはお金だけで計れない大きな力が作用していきます。それは直接、命の力に響きます。





そして実際に、マゴソで育った子どもたちの最前線には、2011年から高校を卒業したマゴソOBOGたちが出てきていて、
彼らがいまマゴソの運営に関わりはじめてくれています。この子たちがもっとしっかり育つためには、これからまだ10年や
20年の歳月が必要でしょうが、その先には本当の意味でのサステイナブル(持続可能)な安定した土台を、この子たちが
築いていってくれるのではないかと私は感じています。

私がいま、マゴソが力をつけていくためにできることは、マゴソに関わるひとりひとりの人間が、痛みや悲しみを癒し、
仲間とのつながりを作り、思いついたことは何でも取り組んでみて共に働き、楽しいことや感動することをたくさん一緒に
経験して、人間力をアップしていくことだろうと思っています。

このようなやり方でこれまでやってきたものですから、うんとがんばっていても、時々、お財布が空っぽになりそう
になって焦るときがあります。そういうときは素直に、ピンチですと告白させていただき、
ご支援を募らせていただければと願っている次第です。






今回日本からケニアに帰ってきて、今回の日本ツアーで生まれた収益も計算して入金し、ずっと壊れていて薪代が
かさんでいた調理場を新しく建設しなおし、治安が悪くなっているキベラスラムでの治安対策にフェンスを追加したり
倉庫を強化したり、女子寮の整備や新しく障がい児特別学級の設置への準備、アートクラブや女の子クラブの整備
を行いました。

そうして残金を計算しましたところ、来年度のマゴソスクールの運営資金は1月分まではありますが、それでお金は
底を尽きることになりました。次回私が日本ツアーを行うのは2014年3月からです。そのツアーから帰ってくるまでの
資金を、なんとか確保していかねばならないなと考えています。


そこで、本当に少額でもかまいません、
マゴソスクールの2014年度の運営資金のために募金のご協力をいただけませんでしょうか?





毎月必ず必要になっている運営資金は、マゴソスクールで生活している子どもたち以外にも、
キベラスラムの貧困児童への毎日の朝と昼の給食(朝食は1人1食2円、昼食は1人1食10円の予算で行っています)、
および、マゴソスクールの幼稚園年少・年中・年長~小学8年生までの教員と木工の技術教官、洋裁教室の教官、
警備員、清掃係、給食のお母さん2名、のための給料です。働いている人たちはすべてキベラスラムの住民で、
未亡人や、障がい者、病気をかかえた人、貧困家庭出身者などです。

マゴソスクールで生活している子どもたちや、ミリティーニ村の子どもの家ジュンバ・ラ・ワトトの生活費は、NPO Doに
ご支援いただいています。また、セカンダリースクールに在学している生徒たちの学費はMORO教育基金を通じて
Mudef, アマニヤアフリカ、まさよし夢基金、たのしい地球、Do, マイシャ・ヤ・ラハ基金などの団体や、数名の個人の
皆様に継続的なご支援をいただいています。病気の子どもの医療費はChild Doctorにご支援いただいています。

腎臓移植手術を受けたカテンベ君の医療費と教育費は、
マイシャ・ヤ・ラハ基金を通じて20名の個人の皆様に支えていただいています。
ここに名前をあげることができませんが、私がこれまで講演をさせていただいた日本全国各地の小学校、中学校、
高校の生徒や教員の皆さんが、児童会や生徒会、ボランティアサークルなどを中心としてご支援くださっています。



このような形で行っているのですが、いま現在、マゴソスクールの口座にある残高は
2014年の1月の運営費までしかないというのが実情で、早急になんとかしなければと思っています。





マゴソスクールの子どもたちの中にも、完全孤児ではなくお父さんかお母さんのどちらか、
もしくは、両親ともいないけれども叔父や叔母、祖母や兄姉などの保護者がいる生徒もおり、
マゴソスクールでは保護者会を作っており、保護者会が主導しての資金集めもしています。
現在、キッチンの建設のために1保護者あたり石のブロックひとつ(75円)を持ち寄ることを
行っており、また、教科書を買うためのハランベーでは毎年2万~3万円は集まります。
そして、毎月、お金を持ち寄れる保護者はそれぞれに可能な金額を持ち寄ってもらっており、
その金額はひとりにつき50円から200円です。
貧しいなりに、キベラスラムの住民たちもがんばって学校運営に関わっていってくれています。


長くなりまして申し訳ありません。マゴソスクールのための日本口座は、
マイシャ・ヤ・ラハ基金という名前で設けてあり、その口座番号は以下です。

ゆうちょ銀行[普通) 名義:マイシャヤラハキキン

店名 008(ゼロゼロハチ)  店番 008
口座番号 1746321

※ゆうちょ銀行口座から振込みの場合は
  記号:10070 番号:17463211


どうぞよろしくお願い申し上げます。

また、今後の計画ですが、マゴソ・オシャゴーという名前で、ビクトリア湖畔の農村に新しいプロジェクトを
開始することになりました。(オシャゴーとは、故郷、田舎という意味。)これは、有機農業と畜産を行いながら
マゴソスクールに収入をもたらし、なおかつ、マゴソスクールから移住した子どもたちが自給自足をして生活
することができる場所、キベラスラムの万が一の強制撤去のときや政情不安による暴動などが起きたときには
リリアンや子どもたちが避難することができる場所となります。

この土地購入には、NPO Do にお世話になりご支援いただきました。これからここにもベースを作っていくことが、
2014年度に新たにはじめていくことです。
日本にもまたリリアンたちやOBOGたちを連れていく機会を作っていきたいと願っています。

長い文章になりまして申し訳ありません。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。いつも本当にありがとうございます。

早川千晶


  


Posted by アマム at 13:10Comments(4)マゴソスクール

2013年05月10日

待望のCD「ARICA」発売中!

いつも早川千晶さんの講演会で流れる子供たちの歌う待望のCDが完成しました!



何と予定よりも10日も早くCDが届きました!!!嬉しい〜☆

沖縄南城市 斎場御嶽入口 「工房アマム」で販売中!


発送もします。
欲しい方は、希望枚数と住所、お名前を、
「オーナーへメール」から入って記入してください。
追ってご連絡さしあげます。
送料はメール便で160円です。

************************

〜アフリカ〜 大西匡哉とマゴソスクールの子どもたち 
キベラスラムからの歌声 Vol.3
AFRIKA ~ Masaya Onishi & Magoso School, Songs from Kenya

******ケニアのキベラスラムから発信!マゴソスクールと大西匡哉のCD第三弾。
悲しみより希望を、乾いた大地に喜びの唄を。歌えばいのちが踊りだす。
「アフリカ」「日本への祈りの歌」収録。2013年5月10日発売。****************
定価 2500円

01.Afrika  ~アフリカ~
02.Jambo Kubwa ~大きな出来事~
03.We gonna cry ~ウィー・ゴナ・クライ~
04.Mama Chiaki ~ママチアキ~
05.Tetea mtoto ~子どもを守って~
06.Jesus  ~ジーザス~
07.Tunaipenda Kenya ~大好きなケニア~
08.Pole Japani ~日本への祈りの歌~
09.Kaswida ~イスラムの祈りの歌~
10.Mganga Kalima ~ムガンガは畑を耕さない~

●映像はこちら
マゴソTV1 アフリカ http://youtu.be/Li-3eeJUDOc

マゴソTV6 ~日本への祈りの歌〜 http://youtu.be/0L5W5CYkbR4


いよいよ5月10日からこのCDを持って、マゴソスクールから先生とOBOGの子供たちと全国ツアーはじまりま~す!!
スケジュールはこちら http://www.maisha-raha.com/12ssTour.html


  


2013年04月14日

マゴソ作業所大忙し!

マゴソ作業所も大忙しです。ここでマゴソグッズの制作をしています。



主力メンバーのババジョセフとママジョージは共にマゴソスクールの生徒の親御さんでした。







ママジョージはご主人を病気で無くし、自分も体調が悪く、途方に暮れていたところマゴソ作業所で働きはじめました。
女手ひとつでジョージを育て上げ、ジョージは昨年高校を卒業。今年からマゴソの見習い教師として働きはじめています。







ババジョセフもマゴソで技術を磨き、立派に子どもたちを育て上げています。
このマゴソ作業所で働くことで、なんと息子を大学に行かせることができるようになりました。
ババジョセフは褒められるのが大好き。あなたの作るバッグ、最高よ!と褒めると、イキイキして次々と作り続けてくれます。







ちなみにこのマゴソ作業所の親分はもちろんリリアンです。
  


Posted by アマム at 20:34Comments(0)マゴソスクール

2013年02月09日

マゴソ職業訓練クラス



マゴソ洋裁作業所チーム。左から、ママジョージ、ババジョセフ、リリアン。
昨年高校を卒業したジョージは今年からマゴソ見習い教師として働いています。父親が亡くなり、
母親も病気がちで困難な生活をしていましたが家族ぐるみでマゴソスクールにやってきました。
母はマゴソで洋裁を習いはじめ、その後マゴソ洋裁作業所のスタッフとなりました。日本でも
ライブのときに販売しているパッチワークのバッグやベッドカバーはママジョージの作品です。
端切れのパッチワークをしてジョージを高校に行かせることができました






マゴソスクールには木工の職業訓練クラスがあります。家具作りなどに興味のある生徒が参加している他、マゴソスクールの机や椅子、棚などはここで作っています。左から、ジョフリー、サミュエルマーティン、フィリップ先生、オモンディ。
コクロ村で10歳のときに大火傷を負って体が不自由になったオモンディも、1回目の手術を受けてからこの木工クラスの生徒になりがんばっています。オモンディの一回目の手術費用のためにカンパしてくださった皆さんありがとうございました。いま二回目の手術を待っているところです。こうして服も着れるようになりました。NGOチャイルドドクターの皆様に非常にお世話になっています。皆さんありがとうございます。





サミュエルマーティンとフィリップ先生。
サミュエルマーティンはルオの一弦楽器オルトゥの名手で、昨年21歳でマゴソ8年生を卒業しました。
マゴソファミリーの一員です。今年からは本格的に木工をやります。マゴソ幼稚園のテーブルは彼が作りました。








おまけ☆マゴソ幼稚園のお昼寝風景。
幼稚園はBaby Class, Nursery, Pre-unit (年少・年中・年長)3クラスがひとつになっていて、ミリアム
先生がひとりで大変なので、マゴソOBOGのアグネスとドリスが先生助手でお手伝いをしています。



  


Posted by アマム at 20:34Comments(0)マゴソスクールマゴソOBOG

2013年01月31日

マゴソショップがオープン!

マゴソShopがキベラスラム内にオープンしました~。




店の手伝いをしているラマ(ミリティーニ村出身高校生)とケヴィン。


マゴソに向かう道中の街道沿いにありますので、スタツアで来る方どうぞ覗いてみてください。これはキベラスラム住民向けのショップです。マゴソグッズお客様向けのショップは相変わらずマゴソスクール内にありますのでお買い物はそちらでどうぞ!

たくさん売れるといいな~。
沖縄の工房アマムでも売ってますよ~。http://www.ab.auone-net.jp/~amamu/  

Posted by アマム at 18:07Comments(0)マゴソスクール

2013年01月30日

ピースボートから贈り物!

★78th Peace Boat からマゴソスクールに到着!250個のお人形たち★






78回ピースボートの船内で、いつも8階の窓際に座って朝からずっと一日中お人形を作るママたちがいました。
それは千葉県市原市の嶋田康子さんの呼びかけで集まった仲間たちです。この船で横浜から12月14日に共に出航し、
私が1月11日にダーバンで下船するまでの一ヶ月間、このお母さんたちは夢中になってちっちゃいお人形を作り続け、
なんと、250個ものお人形を私にたくしてくださったのでした。そのお人形たちがマゴソスクールに到着したのは2013年1月14日です。海を渡ってやってきた小さなお友達に、子どもたちは大喜びでした。









ひとつひとつ心のこもった手作りのお人形さん。かわいいです。









みんな並んで待ってます。はやく順番こないかな~。








マゴソ幼稚園の子どもたちとザブロンくん。もらった人形もって大喜び!








みんな嬉しそうです。手作りのあたたかいプレゼントありがとうございます♪♪


  


Posted by アマム at 18:24Comments(0)マゴソスクール

2013年01月26日

マゴソ朝食はじめました

今までのマゴソ給食(昼食)に引き続きまして、今年の1月からマゴソ朝食をはじめましたー。

マゴソスクールに住んでいる子どもたちは3食食べているけれども、通いの子どもたちはキベラスラムの貧困家庭から来ていて、マゴソ給食だけが唯一の食事だという子たちがたくさんいます。朝ごはん食べていないから1時間目からおなかぺっこぺこ。授業にも集中できません。

そこで予算は厳しいけど1月から思いきってマゴソ朝食もはじめました。給食(昼食)は今まで「1人1回10円給食」ということで呼びかけて、ライブのときの募金箱に皆さんが入れていってくださっています。(本当にありがとうございます!)



今回はじめた朝食は、1人1回だいたい2円の朝ごはんです。子どもたちみんな大喜び~。このマゴソ2円朝食、10円給食ともに、これからも応援いただけますと嬉しいです。どうか皆さんこれからもよろしくお願いします。
日本の募金窓口はマイシャ・ヤ・ラハ基金です。http://www.maisha-raha.com/
工房アマムにも募金箱あります。 http://www.ab.auone-net.jp/~amamu/

早川千晶




  


Posted by アマム at 21:29Comments(0)マゴソスクール