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2010年09月04日

2011年 正吉さんとケニアの旅 メンバー・ボランティア募集!

皆さん、こんにちは。

2011年 正吉さんとケニアの旅 メンバー・ボランティア募集!


一種二級の障がい者、私の友人の丹羽正吉さんのことを以前お知らせしました。
この7月に、正吉さん率いる旅仲間たちが無事ケニアにやってきて、そして、一緒にケニアを旅しました。
本当に素晴らしい経験となりました。 ここにご報告すると共に、早速ですが、来年の旅計画をすでにはじめましたので発表したいと思います!

正吉さんは重度の障がいをお持ちですが、本当に信じられないくらい活発で健康そのもの、そして誰よりも体力もあり柔軟です! 私は正吉さんにピースボートの船内で出会ったのですが、地球一周の船旅をしながら正吉さんは考えた。(いろいろあった人生のリセットのために旅に出たそうです。) 船の中で私のキベラの講演を聞いてくれて、それから想いをあたため続けて、昨年はじめてキベラに来てくれました。
そして今年は、正吉さんがリーダーとなってツアーを作り、仲間たちを連れてきてくれました。7人+私+石原輝君で、とても楽しい旅となりました。

正吉さんと一緒に旅するケニアは、たくさんの出会いと新しい発見に満ちた旅でした。
障がいを持ちながらもがんばっているケニアのたくさんの人々、子どもたちにも出会いました。
視覚障害者のフィリーさん。9歳のときに小学校の校庭で顔にボールが当たり、そのあと手当てが遅れて失明。ティカの盲学校で小学校、セカンダリスクールを卒業し、それから縁あって日本に留学。慣れない日本で電車を3回も乗り換えて専門学校に通い、針灸指圧の国家資格を取得。その後帰国して、ケニアで障がい者支援の指圧講習会なども行い活躍中です。フィリーさんとは感激の再会を果たし、今回は一緒にティカに行きました。

するとティカで、松下照美さんの子どもの家で働いている視覚障害者のデビッドさんに出会いました。なんとフィリーさんとデビッドさんはティカ盲学校で先輩後輩の仲だったとのこと。嬉しい再会となりました。
みんなでティカのジョイタウン学校に行きました。ジョイタウンはケニアに数校しかない、重い障がいを持つ子どもたちのための寄宿舎学校です。ジョイタウン・セカンダリースクールを訪問しました。

ここで非常に驚いたのは、ジョイタウンの生徒は9割が障がい者、約1割は障がいのない生徒たちなのですが、寮では、生徒たちが自主的に助け合い、介助が必要な生徒に対してはできる生徒がそれを助けており、夜間に常勤している介護人がいないということでした。寝返りが打てない生徒には誰かが夜間も寝返りを打たせてあげることを交代して行っているそうで、生徒の多くは車椅子ですがお互いに車椅子を押し合い、シャワーやトイレの介助をしたり、何から何まで助け合って共に生活していました。これには非常に感動しました。公立学校なので乏しい資金の中で学校もやり繰りをしており、ケニア全土から学ぶ意欲を持って集まっている生徒たちの目は、とても輝いていました。

教室で前に立ってみんなそれぞれ挨拶をしました。フィリーさんが日本語をペラペラと話して通訳する様子に生徒たちは目を丸くして驚き、正吉さんがみんなに話しかけた内容には、大きなどよめきが起こって拍手喝采となりました。正吉さんは話すことが不自由なので、ゆっくりと一語一語を聞き取っていって通訳するのですが、パソコンを使って事務の仕事をしていること、車だって運転すること、ケニアの恵まれない状況にある子どもたちに対して支援をしていることなどを話すと、みんなびっくり仰天し、正吉さんの一言一言を生徒たちは目を輝かせながら聞いていました。彼ら・彼女らに、正吉さんはとても大きな希望を与えたと思います。

正吉さんの介助人として参加した佳子ちゃんは、知的障がいのある息子・次郎くんを連れてきてくれました。次郎は現在高校1年生です。次郎もみんなに挨拶をして、みんなから拍手喝采でした。
このように、行くすべての場所で、正吉さんと次郎は、たくさんの希望と勇気の種をみんなにわけてくれました。キベラスラムのマゴソスクールでも、ミリティー二村のジュンバ・ラ・ワトトでも、誰からも驚かれ、そしてみんな大きな尊敬の念を抱きました。
子どもたちは正吉さんに出会って、がんばれば、どんな状況だってなんだってできるんだ!という勇気をもらったようです。

ミリティー二村の小学校では、今年受験する8年生たち約70名と、来年受験生になる7年生約80名と面会し、みんなの前で挨拶をしました。
この学校の教頭先生が、以前13年間、障がい児支援の学校にお勤めしていたそうで、正吉さんと次郎の来訪を非常に喜び、興奮の面持ちで学校を案内してくれました。
ミリティー二村の小学校は、父兄が非常に貧しく、小学校を卒業してもなかなか進学することができません。そんな状況から、がんばったってどうせだめなんだ、と思ってしまう生徒も多いと思うのですが、その生徒たちを教頭先生が叱咤激励しました。正吉さんを見てみろ! こうして障がいがあったってこんなにがんばって、学校にも行き仕事も得て働き、そしてケニアにまで来ているではないか! それなのにあなたたちは、健康な体に恵まれているというのに、できないことがあるわけない! もっともっとがんばろう。と言うと、生徒たちから拍手喝采でした。尊敬のこもった拍手でした。

正吉さんやフィリーさん、次郎と共に歩くと、普段見えないものが見えてきて、思わぬ出会いにも恵まれます。普段、何気なく登っていた階段や、ちょっとした段差、キベラのでこぼこ道、などなど、気がつかなかったことに驚かされます。そして、手助けしてくれる人々、温かい気持ちを投げかけてくれる人たちに気づかされます。

言葉では言い表せないくらい素晴らしい旅でした。人間は、生きていくためには勇気と希望と助け合いが必要だということをつくづく実感させられました。
参加してくれたメンバーたちも、あえて、この正吉さんのツアーだからこそ参加したいという人ばかりでした。とても良い出会いになり、強い絆で結ばれました。お互いが自然に手を貸しあい、支えあう旅でした。
旅の最後に、このメンバーたちで継続してケニアの子どもたちを支援していく体制を作ろうということになり、「まさよし夢基金 ~アフリカのお友達の夢をかなえるまさよし基金~」
が立ち上がりました。これからミリティー二村のムワムドゥドゥ小学校から進学するための資金、および、マゴソスクールからも進学していくための資金の支援をしていきます。



私は、正吉さんから学ばせてもらうことがたくさんありました。
障がい者側の立場から世の中を見ていくと、見えてくることがたくさんあります。
もっともっと学びたいと思ったし、ケニアの障がい者たちともさらに交流していきたいと思いました。そして、誰もが等しく幸せに生きることができる世の中を、みんなで作っていきたいと願います。

これからも正吉さんの旅は続いていきます!
来年は、キベラのリリアンとオギラ先生の故郷を訪ねる旅を企画しています。
ルオーランドの奥地まで、一緒に旅しましょう。
キベラスラムのマゴソスクールと、ミリティー二村のジュンバ・ラ・ワトトは、正吉さんにとって毎年必ず訪れたい場所なので、これも日程に含まれています。子どもたちとの再会、そして新しい出会いも、非常に楽しみです。


来年の時期は、2011年10月16日(日)~10月29日(土)の14日間です。

今回は、ボランティア介護人を募集したいと思います。
正吉さんは、食事のときに介助が必要です。そして入国カードを書いたり荷物を持ったり、段差がある場所などでの力添えが必要です。ですがあとは基本的になんでも自分でできます。ですからプロではなくてかまいません。やってみたいという方、ぜひご連絡ください。
それを経験してもらうのも、いいチャンスではないかと思います。
むしろ、障がい者に触れ合ったことがないけどこの機会に触れ合ってみたいという人にお願いしたいと正吉さんは言っています。
ケニアに着けば、リリアンやオギラ先生が阿吽の呼吸でお手伝いしてくれるので、安心ですよ。
ボランティア介護人には、日本からケニアへの往復航空券とビザ代は自分持ちとしていただき、あとは現地でかかる滞在費用については正吉さんが負担してくれます。持ちつ持たれつの良い関係を築けるとよいなと思います。

旅仲間も募集します。正吉さんと一緒に旅してみたい方、ぜひ今からご連絡ください。
参加メンバーとは、旅の前からメールでのやり取りをしていきますので、今からすぐそれははじまります。
また、ケニアに行きたいけれど金銭的に困難な事情がある方は、その事情をお話しください。正吉さんはお互いに助け合ってつながりを作っていくことを考えているので、話し合っていきましょう。

連絡先は、私のメールアドレス ecotour@gol.com
そして正吉さんのメールアドレス masa-0714-n@hotmail.co.jp
お気軽にメールください。

そして今年の正吉さんツアーに参加したメンバーたち、MIXIを見ていたら、ぜひここにコメント書き込んでくださいね!
それぞれの感想とか体験とか、教えてください。

さて、今年の秋の日本ツアーでも、正吉さんが企画してくれているイベントがあります!
ぜひ皆さん正吉さんに会いに来てください。名古屋にて、10/9です。この日記の次に、名古屋のイベントの詳細を載せます。
それと、下関のイベントでは、佳子ちゃん・次郎くんの親子がトークショーに登場するはずですよ! 楽しみです。

正吉さんからのメッセージ、プロフィールが届いていますので、下に掲載します。
それと、その下に、2011年の正吉ツアーのプランを記載します。

ぜひぜひご参加お待ちしています!
良い旅を一緒に作りましょう。

早川千晶

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~~正吉さんの自己紹介~~

丹羽 正吉(ニワ マサヨシ)1972年生 名古屋在住

現在、障害児者支援施設にて事務職(嘱託職員)として勤務。4年目

障がい: 脳性小児マヒ(1種2級)、

簡単に、生い立ちetcx2・・・:
兄2人・姉2人の末っ子として生を受け、冷え切った争い事etc堪えない、問題事を解決しようと協力し合えない、 戸籍上は一緒けれども気持ちはバラバラ、心は当然通わない家庭で育ちました
小・中・高校と肢体不自由の養護学校に通い、卒業後は就職はなく自営の仕事を手伝い、
(再建、etc様々なことがあり過ぎて、ちょっと説明し難いので大抜粋しますが)
激動の精魂つき果てた20代を過ごし、最終的には兄・姉、前職etcは心から排除しました・・・ 
と、わかりませんよね・・・

求めていたもの :
テレビで観た飢餓・病気で亡くなる幼い子どもたち、
「たった10円でワクチンが打てる、救うことができるかもしれません」
何かそんなフレーズが頭から小学低学年頃からユニセフetc興味を持ち、
わずかなお小遣いから少しながらユニセフ専用貯金箱を作り、
ある程度貯まったら本部に送金・・・何かそれが「当たり前」 に・・・
中学生の時には「何で貧しい国に生まれただけなのに、こんなに先進国と差があるの?救えないの?」と疑問
そして、20歳前後の時に「ドイツ国際平和村」を知り、ユニセフから「ドイツ国際平和村」へ送金先変更
「でも、何か違う。お金だけで本当にいいのか? 現場に行きたい」と・・・

そして、前職退職をきっかけにピースボート乗船
乗船目的は「ちっぽけな人生のリセット」と
「ドイツ国際平和村に見学に行く手がかりがみつけられたら・・・」という2つの目的を秘め乗船しました
ユニセフとか活動は本当にすばらしい、けれど寄付金だけで本当に良いのか??
映像、資料だけで知る現実
何もできないけれど現場に行きたい、
現地へ行って・現地の空気を吸い・現地の人とふれあわないと本当の思いはわからない、
自分自身、骨の髄まで染みないと・・・昔からそう思っていました

そして船上で千晶さんの講演を聞き、「あっ!ここだ!キベラに行きたい」
けれどただ行くだけで本当に良いのか?
で、 船のデッキで海を見ながら考え付いたのが、
逆に障害を利用して自分の介助者として行こうと・・・
そして、昨年まずは自分がケニアに来られるんだ、
体力的に全く問題はない事を証明を目的にやっと念願のケニアの地を踏めました

僕の目的というか密かなる願いは
・ 「一人でも多くの人に行って欲しい。
そしてもし悩み・迷いetcがあればキベラ、ジュンバetc観て触れ合って、
何か個々の例えば「乗り越えてやる」「兆しが射せば」と・・・(上手く言えませんが・・・)」
・ 「訪れることによってキベラやジュンバetcの人々や子どもたちが
「自分たちに関心を持ってくれているんだ・・・」とほんのちょっとでも伝わればいいなぁ・・・と」

今のところこの2つです
でも、こんな思いで本当に良いのか?
行く費用を全額、有意義に使っていただいた方が良いのか?
でも、自分自身の目でキベラやミニティーニetcの変化を見たい
どれが正しいのかわかりません
自問自答をし、「何ができるのか??」模索し続けて行けたらと・・・

そして、もうひとつ、これは僕自身の野望ですが
ケニアを基にし、
もっとX2他の国のスラム街etc行けれる手段や活動している人と連絡取れて行けれるようなら、 行きたい。現実をこの目で見たい
もし、これから出会う参加者の中で一緒に「行ってもいいよ」という人がいたらいいなぁ・・・と  

でも、やはり一人で海外は難しいと・・・(入国紙の記入や荷物etc)
現在、新たに行きたいところはカンボジアです 
ここはピースボートで仲良なった人が地雷etcで障害を背負った、
根深い人々の過去も背負い切磋琢磨をし、支援・共存共栄を求め続けている方です

いま、伝えたいこと:
もし現在、悩み・迷い・苦しみetcの八方塞と感じている人たちに
強く「クソったれ!!乗り越えてやる!!」と・・・
その先にオアシスがある。今後どんなハードルが立ちはだかっても乗り越えられる自信が持てると・・・

長々な且つ本当に謎づくしのプロフィール??ですが・・・
ケニアに行く行かないに関わらず、興味を持たれた方、気軽にご連絡をいただければ幸いです

連絡先 : masa-0714-n@hotmail.co.jp   正吉まで・・・
新たな出会い、密かに何年でもお待ちしております
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★2011年 ツアースケジュール

障がい者・正吉さんと行くケニア 第二弾
 リリアンとオギラ先生の故郷を訪ねる旅 14日間

障がい者の視点で、ケニアを旅します。
ケニアの障がい者たちとの交流、障がい児特別支援学校の訪問、障がい者の仕事現場の訪問なども日程に含まれています。
キベラスラム訪問、キベラスラムのマゴソスクールを運営するリリアン、オギラ先生の故郷(ルオーランド)の村でのホームステイ、
ティカで松下照美さんのストリートチルドレンの活動、アマニヤアフリカのフェアトレード活動の見学。
モンバサ近郊ミリティーニ村(ドゥルマランド)でジュンバ・ラ・ワトト(子どもの家)を訪問します。
ナクル湖でのサファリもお楽しみください。


★ツアー日程 
2011年
10月16日(日)
日本発

10月17日(月)
ナイロビ着
らんぼうツアーと合同夕食。Ngong Hills Hotel泊

10月18日(火)
視覚障がい者・フィリーさんと共にキベラ訪問(車付き) 
フィリーさんと夕食。希望者にフィリーさんのマッサージ。
Ngong Hills Hotel泊

10月19日(水)
ナイロビを出発、陸路でキスムへ。道中で昼食。
ビクトリア湖畔のSunset Hotel宿泊(夕食付き)

10月20日(木)
午前、キスムの障がい児学校を訪問。
ソンドゥでリリアンの両親のお墓参り。
ミゴリでオギラ先生の故郷訪問。
その後、コクロ村へ。(リリアンの亡くなったお母さんの田舎です。おばあちゃんは健在。)
コクロ村で宿泊。(ホームステイ)

10月21日(金)
コクロ村の散策。
コクロ村で、ルオーの伝統家屋訪問、伝統音楽体験。
コクロ村の小学校訪問(リリアンの出身校)、など。
コクロ村で宿泊。(ホームステイ)

10月22日(土)
コクロ村を出発、ナクルへ。
ナクル湖国立公園でサファリ。
Lion Hill Lodge で夕食、宿泊

10月23日(日)
ナクル湖を出発、赤道へ。(約1時間半の移動)
赤道に立って記念撮影。
その後、ティカに移動。(約4時間の移動)道中で昼食。
ティカ到着後、アマニヤアフリカプログラム。(障がい者職業訓練センター)
マイナさんのバナナ繊維によるクラフト製作、エディスさんの洋裁。
ティカのBlue Post Hotel宿泊。

10月24日(月)
午前、ティカスタジアムで松下照美さんのストリートチルドレン活動訪問。
ティカで昼食。(視覚障がい者・デビッドさんと交流)
午後、ジョイタウン障がい者学校訪問、および、松下さんの子どもの家を訪問。
ティカのBlue Post Hotel宿泊。

10月25日(火)
朝食後、ナイロビ空港に移動。
午後1時ごろの国内線で、モンバサへ。
ミリティーニ村のジュンバ・ラ・ワトト(子どもの家)を訪問。
子どもたちと交流および夕食。
モンバサのLotus Hotel宿泊

10月26日(水)
ミリティーニ村を訪問。ムワムドゥドゥ小学校訪問、マテラ長老の家で昼食。
午後、ドゥルマの伝統音楽センゲーニャ。
Lotus Hotel宿泊 夕食はホテルにて。

10月27日(木)
午前、ケニヤッタビーチでインド洋を見てから、ボンボルル障がい者センターを訪問。
ボンボルルで昼食。
午後、空港へ。
午後5時ごろの便でナイロビへ。
Ngong Hills Hotelで夕食、宿泊。

10月28日(金)
午前、皆さんで相談して行き先を決めます。
その後、空港へ。ナイロビ出発

10月29日(土)
日本到着




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Posted by アマム at 22:33│Comments(0)ケニアツアー
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