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2012年05月15日
伝統マサイの村 キャンプ編

ナイロビでお世話になった永松真紀さんの旦那さんの昔ながらの生活をしているマサイの村で3泊の
キャンプへ。ナイロビから6時間。こどもたちかわいい!途中から舗装されてない悪路のガタガタ道へ。


前の日の雨で道がかなり悪く、トラックが落ちてる(汗)ガタガタ、スリップ道を揺られること3時間。
雨季にさしかかり、川はすごい水量。あと50cmで橋が水没な感じでスリリング。道も悪かった。

夕方やっと到着。真紀さんの旦那さんのジャクソンさんが迎えてくれました。
去年祝島で一緒だったの覚えててくれてて嬉しかった。やっぱり村で見るとカッコイイ。


真紀さんの家の前で焚き火をしていると牛たちが放牧から帰ってきた。なんと真紀さんの牛(額が♡型)が列から離れて
挨拶に来たのでびっくり!真紀さんが帰ってきたと思ったのかな~。放牧させて帰ってきた牛の乳を搾るのは女の仕事。
マサイは基本牛乳と血で生活している。最近はウガリも食べるようですが、野菜とかはあまり食べないそうだ。牧畜の民。
夜は雨降りそうで真紀さんの家の中でテントを張りました。昼は30℃くらいだが夜は10℃くらいに冷え込みます。

翌日ジャクソンさんのウォーキングサファリ。ジャクソンさんの村はこんな感じで広々していて意外に緑多くて驚いた。
ここは豊かで恵まれた土地なんだとか。普通にインパラやシマウマが飛び跳ねている。象もときどきやってくる事もある。
山の向こうはライオンが住む広大なマサイマラのサファリ。仕切りなど無いから象がやってきて、大変なんだとか。。。


食べられる実や薬草を教わる。これは歯磨きの木。枝をかみつぶして磨く。苦味がある木だった。こうやって
何でも現地調達だから道具もいらないし、捨ててもゴミにならない。マサイの村はゴミが無くてとても奇麗だった。

マサイのママたち。ビーズが多いと美人なんだとか。マサイは一夫多妻性。でも嫉妬とかないそう。
なんかみんなサッパリしていてベタベタした情とか無い感じでした。一番右はジャクソンさんの第1
夫人のアンゴイちゃん。とても美味しい料理を作ってくれました。真紀さんはなんと第2夫人なのです。

牛フンで作った家の中庭でビーズ細工をするママたち。家を作るのは女の仕事だそうです。
牛フンの家はあたたかみがあって落ち着きます。全く臭くはないです。


マサイは牛と山羊の牧畜。野生動物は食べない。若い戦士時代はライオンを襲ったりする勇敢な部族。
ライオンもマサイが見えると逃げるらしい。弓矢にトライ。かなり固くて固定するのが大変。この先に木の根
からとった毒を塗り戦います。死ぬそうです。ひえ~。命を狙われる動物と共に暮らしているから、すごい。

お昼のために山羊を1頭つぶしてくれた。マサイは窒息死させるので、血や悲鳴が聞こえない。
ここは家畜を殺す神聖な場所。動物に対しても敬意をもって命をいただくというマサイの生き方。
どうやって肉ができるかもわからない現代人は命を粗末にしている気がする。肉も元は命なのだ。


葉っぱの上で解体。まず首の皮をはいでから首から血を取りだす。血はまぜて飲む。皮は毛皮にして服にしたり道具を作る。
沖縄は皮も食べるけど(笑)それから皮をきれいにはいで、肉を解体する。慣れた手つきで芸術のような美しい解体だった。
山羊さんありがとう。「いのちいただきます」と、自然に拝む気持ちになりました。


枝を切ってあばら肉を串刺しに。ワイルドなバーベQ。火も固さの違う木の棒をこすって起こします。あっという間に着火。
私もトライしましたが、何度やっても全くダメでした。こういう人たちが最後まで生き残るのだろう。どこでも生きれる強さ。

ワイルドバーベQできあがり。美味しそうな匂いがしてきました。ゴミはひとつも出ません。

焼きあがった肉を切り分けるジャクソンさん。千晶さんが見つめています(笑)これが旨いのなんのって。味付けいりません。
野生で育った山羊は違うね。私は沖縄の山羊汁が好きですが、汁にするより焼いた方が美味しいと思います。これは発見!
新鮮で全く臭みもありません。ほんとに美味しかった!塩がなくても美味しかった。マサイは普段は肉は食べません。

夜は火を囲んでジャクソンさんと。精霊とかいるんですか?「見たこと無いから知らない。だけど神様はいる。」
「死んだらどうなるんですか?」「死んだら終わり。」サッパリしている。農耕民族ドゥルマ民族の感じとは全然違う。
執着もなくて余計なものが無い実にシンプルな人たちだ。これからの宇宙時代は彼らが見本のような気がした。

満天の星空、虫や獣の鳴き声、広がる闇、トイレは大地、何も無いようで全てここにある。循環している素晴らしい世界。
その晩夢を見た。ケニアの色んな部族のママたちが集まって、私のために感謝の歌をそれぞれに歌ってくれたのだ(涙)
もう1本は、「全てが正しいのだ。なぜ自分の正しさを証明しようと生きるのだ。」と神様に諭されている夢だった。。。
人類発祥の地アフリカの大地で見る夢は違う。きっとこの大地には人類起源を思い出させてくれる何かがある。

彼らはこの牧畜の生き方が出来れば他に何もいらないし、幸せだと思っている。しかしここにもなんと開発の波が!!
この村でも高速道路が通る計画があり、将来牧畜ができなくなる危機が迫っている。村の皆で話し合い苦渋の選択で
子供たちの学校を作ることにした。牧畜で暮らせればそれで十分幸せだが、それでは暮らせなく日がいつか来る。
仕事をしないといけなくなるし、騙されないためにも教育を受けさせる。何とも言えない気持ちになった。。。

そこで永松真紀さん、早川さん、大西さんがマサイのCDを作って学校の運営資金に充てることにしました。
電気の無い村なのでソーラー発電で大西匡哉さんが苦心して録音した、MASAI 声のみのトランスの世界!!
工房アマムで「MASAI」(上段真ん中)のCD売ってます。売上の一部は学校の運営資金になります。
郵送も致しますので、「オーナーにメッセージを送る」に、お名前、住所、電話番号、欲しいCDを書いてメールください。
工房アマム CD販売詳しくはこちら http://amamu.ti-da.net/e2912625.html
試聴できます http://www.myspace.com/jiwenamaisha/music/songs/zandale-5712191
永松真紀さんのHP「マサイ村へようこそ!」 http://www.masailand.com/
Posted by アマム at 23:59│Comments(0)
│2012ケニア旅日記