マゴソスクールを支える会ホームページhttp://magoso.jp
マゴソTV(マゴソスクール映像) https://www.youtube.com/watch?v=Li-3eeJUDOc&index=1&list=PLC4821796126BE39E/
1食10円でごはんが食べられます。↑マゴソスクール支援の募金お願いしま~す。
募金先はhttp://africaze.ti-da.net/c136261.html
2009年09月02日
北アイルランドからのお客さん

(※写真はマゴソスクールです)
マゴソスクールに北アイルランドからお客さんがやってきた。
最近、アイルランドとのご縁が深くなってきて嬉しい。
この縁をつなげてくれたのは、九州からご主人の国アイルランドに一家で移住した大倉じゅんちゃんなのだった。
じゅんちゃんは、ジュビリー九州というNPOでバリバリと、債務帳消しの呼びかけなどの活動をしてきた人である。
ずいぶんと前に、白岩佳子ちゃんが主催していた耶馬渓アフリカ祭りで大分県の山の中で出会った。(あれは2001年だったか?)
それから続いているご縁に感謝なのである。
アイルランドに引っ越ししてからあと、じゅんちゃんはスタツアに参加してケニアにも来てくれた。それからずっと、リリアングッズやジョンワニョイケグッズなど仕入れてアイルランドで販売してくれている。
そのじゅんちゃんの友達のエディさんが昨年マゴソに来てくれて、それから今回は11名もアイルランドからのお客さんがやってきた。
そのうち3名が、いま、毎日、マゴソでボランティアしている。
子どもたちと遊んだり、英語や社会の授業をしたり、歌を歌ったり。
私は、今までの人生でアイルランド人ってほとんど出会ったことがなかった。だから、なんだか新しい出会いなかんじでとてもワクワクした。
どんな国なのか全然知らないし、アイルランド人がどんな人たちなのかも全然知らない。
マゴソの子どもたちや先生たちにとっても同じ。
ワクワクするような異文化体験が、キベラにいながらにして!
さてこの3人が、ギターと笛を持ってきて、アイルランド民謡を歌ってくれた。
超感激!
あの笛の音色を聞いていると、目の前にアイルランドの風景がどばーっと広がるのであった。
(いや、実際には目の前には錆びたトタン屋根が延々つらなっているのであった。)
思わずダン先生が踊りだす。(アイルランド民謡調に!)
トニーがタイコを持ってきて叩く。
ラマがタコ踊りのように踊る。
子どもたちがひゅーひゅー口を鳴らしながら手を打ち鳴らしてゲラゲラ笑う。
アイルランド人のティナがうふふふとはにかんで笑いながら、申し訳なさそうに小さな声でつぶやく。
「ああ~ほんとにごめんなさいね。あななたちのイキイキした元気な歌と違って、私たちアイルランドの歌ったら、すべてとっても悲惨でくら~い内容の悲しい歌ばっかりで。ああほんとに私たちったらミゼラブルだわ。」
。。うう~っ かわいいっ!
アイルランド人って、なんだかとっても控えめでシャイなかんじで、かわいいっ!
3人とも、歌いながら、真っ白な肌がピンク色に染まっている。
なんだか素朴で、ステキな人たち。
ボランティアするのも、とても控えめ。
いいですか~?ほんとにお邪魔してもいいですか~? っていうかんじで。
高感度、高いっ!
すっかりみんな仲良しになりました。
昼食。彼らにとっては生まれてはじめて食べるウガリとスクマ。
(こんなに質素な昼食で大丈夫だろうかと不安になるが・・・)
おいしそうに食べている。手でっ!
さらに高感度UP!!
昼食のときにみんなでおしゃべりする。
「私たちの国はケニアと同じで、イギリスに植民地支配されて、文化を破壊されて蹂躙されて言語も強制されたのよ」
支配されたのはいつのこと? と聞く。
「1200年のことよ」
。。。えっ! みんなびっくり!
800年前の話?
「それで、独立したのはいつのことですか?」
「いいえ、まだ独立できていないんですよ」
そして話してくれた。
アイルランドの大変な歴史について。
アイルランドの人たちは、とても優しい。
悲しいことがいっぱいあったからこんなに優しいのか。
私とリリアンはすっかりアイルランドのファンになった。
じゅんちゃんが言うに、北アイルランドの人たちは、貧しい人たちに貢献したいという気持ちが強くて、自分たちも貧しいのに一生懸命グッズを買ってくれるんだということだ。
もっとアイルランドのことが知りたくなった。
そしてアイルランドに行って人々に会ってどんな暮らしをしているのか知りたいなと思った。
8月なのに北アイルランドはもう寒くてセーターを着ているんだそう。
来年はリリアンと一緒にアイルランドを旅してみたい。
早川千晶
Posted by アマム at 13:54│Comments(0)
│マゴソスクール