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2010年05月31日
沖縄大学 子ども文化学科
25日はまた沖縄大学の今度は子ども文化学科の盛口先生のゼミでやらせてもらいました。
環境教育などもされているそうなので、マサイの話をしました。

マサイ族は牧畜で生活しています。食べ物は1日牛乳5L。肉はめったに食べません。お祝いのときなど、神聖な場所で祈りを捧げ、血の一滴も無駄にせずいただきます。普段は牛の血を首から取って止血し、それを牛乳と混ぜて飲んだりもします。牛は食糧自給の宝物。野菜は基本的に食べません。
マサイは少年期、青年期、戦士期、長老期に分かれています。少年期は放牧や牛の世話をしたり、青年期は自然の智慧を身に着けながら、戦士になるための儀式はグループでライオン狩りをします。寝ているライオンは起こして正面で闘います。卑怯なことはしない。自然の智慧を駆使し生活できるという試験でもあります。合格するとお嫁さんをもらいます。一夫多妻ですが、マサイには嫉妬という概念が無いので、奥さん同士もみんなで助け合って厳しい自然の中を生きています。そして40歳になると、戦士を引退し長老になります。若い人たちは迷ったら長老のところに相談に行くと正しい道を教えてくれます。

このようにマサイは自然と共に生き、この生活ができれば他に何もいらない、私たちはこれで十分幸せだと思っていますが、その生活ができなくなる事態に直面しています。というのもこの土地に高速道路が通る計画になっています。これは日本政府のNGOでお金を出してします。援助という名のもとに道路を敷き、しかしその目的は鉱山レアメタル(携帯やパソコンで使う)を運ぶためと言われています。土地を所有する概念のないマサイにはなすすべもありません。マサイの狩猟採集生活もままならなくなっています。文字や計算などできなくてもマサイは幸せに暮らしていました。こうやって村を追われると、あのスラムに行くしかありません。そこでみんなで話し合い、苦渋の選択で子どもたちの学校を作ることにしました。
私たちはマサイのCDを作って学校の運営資金しています。
詳しくはこちらhttp://africaze.ti-da.net/e2403841.html
このような自然と循環した暮らしをしている彼らがこのまま暮らせる世の中でいてほしいけれど、開発の波は否応なしにやってきて、変化せざるを得ません。私たちは彼らの選択を尊重して、サポートしていきたいと思っています。
同じように子どもたちの面倒をみてくれている長老の村も広大な港をつくり、工場地帯にするということで立ち退きの危機が迫っています。その港も日本のNGOのお金が使われています。私たちと全く関係が無いわけではありません。何もなくても幸せな生活を送っていたのに、立ち退きさせられたらどうやって生きていくのでしょう。このようにアフリカの貧困は連鎖していきます。
学生のみなさん、ケニアに遊びにきてください。スラムの学校やマサイのエコツアーキャンプ、長老の村の伝統音楽体験などのスタディーツアーを行っています。これはちゃんとそれぞれに還元されるようになっています。年に5回ほどやっています。http://tabisen-tsunagu.com/africa_studytour/
実際に来て見て感じてください。そして世の中が良くなるために頑張りましょう!
生徒さんたちも真剣に聞いてくれました。大学でやれたのは良かったです。これから社会人になって行く中でこういうことをみんなが少しでも考えたら少しずつ変わっていくと思います。こんなにがんばってる人がいるんだって思ってもらうだけでも良いと思います。先生は色んな生き方をしてる人たちを学生たちに知って欲しいということで、私も少しだけ自己紹介しました。こんな感じでも生きていけんだって思ってくれたらいいな~。
盛口先生ありがとうございました。沖縄大学こども文化学科の取り組みはとても面白いと思いました。
先生はフリースクール珊瑚舎スコーレでも教えているそうです。ヒロミさん千晶さんとアフリカ関係の共通の知り合いと先生が書いた本を頂きました。ありがとうございました。来年は土曜教養講座でできるといいな~。
環境教育などもされているそうなので、マサイの話をしました。
マサイ族は牧畜で生活しています。食べ物は1日牛乳5L。肉はめったに食べません。お祝いのときなど、神聖な場所で祈りを捧げ、血の一滴も無駄にせずいただきます。普段は牛の血を首から取って止血し、それを牛乳と混ぜて飲んだりもします。牛は食糧自給の宝物。野菜は基本的に食べません。
マサイは少年期、青年期、戦士期、長老期に分かれています。少年期は放牧や牛の世話をしたり、青年期は自然の智慧を身に着けながら、戦士になるための儀式はグループでライオン狩りをします。寝ているライオンは起こして正面で闘います。卑怯なことはしない。自然の智慧を駆使し生活できるという試験でもあります。合格するとお嫁さんをもらいます。一夫多妻ですが、マサイには嫉妬という概念が無いので、奥さん同士もみんなで助け合って厳しい自然の中を生きています。そして40歳になると、戦士を引退し長老になります。若い人たちは迷ったら長老のところに相談に行くと正しい道を教えてくれます。
このようにマサイは自然と共に生き、この生活ができれば他に何もいらない、私たちはこれで十分幸せだと思っていますが、その生活ができなくなる事態に直面しています。というのもこの土地に高速道路が通る計画になっています。これは日本政府のNGOでお金を出してします。援助という名のもとに道路を敷き、しかしその目的は鉱山レアメタル(携帯やパソコンで使う)を運ぶためと言われています。土地を所有する概念のないマサイにはなすすべもありません。マサイの狩猟採集生活もままならなくなっています。文字や計算などできなくてもマサイは幸せに暮らしていました。こうやって村を追われると、あのスラムに行くしかありません。そこでみんなで話し合い、苦渋の選択で子どもたちの学校を作ることにしました。
私たちはマサイのCDを作って学校の運営資金しています。
詳しくはこちらhttp://africaze.ti-da.net/e2403841.html
このような自然と循環した暮らしをしている彼らがこのまま暮らせる世の中でいてほしいけれど、開発の波は否応なしにやってきて、変化せざるを得ません。私たちは彼らの選択を尊重して、サポートしていきたいと思っています。
同じように子どもたちの面倒をみてくれている長老の村も広大な港をつくり、工場地帯にするということで立ち退きの危機が迫っています。その港も日本のNGOのお金が使われています。私たちと全く関係が無いわけではありません。何もなくても幸せな生活を送っていたのに、立ち退きさせられたらどうやって生きていくのでしょう。このようにアフリカの貧困は連鎖していきます。
学生のみなさん、ケニアに遊びにきてください。スラムの学校やマサイのエコツアーキャンプ、長老の村の伝統音楽体験などのスタディーツアーを行っています。これはちゃんとそれぞれに還元されるようになっています。年に5回ほどやっています。http://tabisen-tsunagu.com/africa_studytour/
実際に来て見て感じてください。そして世の中が良くなるために頑張りましょう!
生徒さんたちも真剣に聞いてくれました。大学でやれたのは良かったです。これから社会人になって行く中でこういうことをみんなが少しでも考えたら少しずつ変わっていくと思います。こんなにがんばってる人がいるんだって思ってもらうだけでも良いと思います。先生は色んな生き方をしてる人たちを学生たちに知って欲しいということで、私も少しだけ自己紹介しました。こんな感じでも生きていけんだって思ってくれたらいいな~。
盛口先生ありがとうございました。沖縄大学こども文化学科の取り組みはとても面白いと思いました。
先生はフリースクール珊瑚舎スコーレでも教えているそうです。ヒロミさん千晶さんとアフリカ関係の共通の知り合いと先生が書いた本を頂きました。ありがとうございました。来年は土曜教養講座でできるといいな~。
Posted by アマム at 20:37│Comments(2)
│2010沖縄・春ツアー
この記事へのコメント
はじめまして
娘が下記学部の2年生で
彼女の様子が覗えるような記事があればと思い
沖大のこども文化学科で検索した所
目に止まりコメントさせていただいてます。
この様なすばらしい活動をなさっている方々の
ゼミを受けられる学生たちを羨ましく思います。
娘が下記学部の2年生で
彼女の様子が覗えるような記事があればと思い
沖大のこども文化学科で検索した所
目に止まりコメントさせていただいてます。
この様なすばらしい活動をなさっている方々の
ゼミを受けられる学生たちを羨ましく思います。
Posted by ダイキ
at 2010年12月28日 03:44

ダイキさま
コメントありがとうございます。
沖大の先生方はとても良い方ばかりで
快くこのような講演会を子どもたちに聞かせたいと
やらせていただきました。良い大学だと思いました。
なるべく子どもたちに聞いてもらいたいので、いつも
学校まわりはやらせていただいております。
また今年の7月に来るので今色々と当たっています。
コメントありがとうございます。
沖大の先生方はとても良い方ばかりで
快くこのような講演会を子どもたちに聞かせたいと
やらせていただきました。良い大学だと思いました。
なるべく子どもたちに聞いてもらいたいので、いつも
学校まわりはやらせていただいております。
また今年の7月に来るので今色々と当たっています。
Posted by アマム
at 2011年01月12日 23:21
