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2012年11月16日
キベラ近況報告
日本ツアーを終え、ケニアに帰った早川千晶さんよりレポートが届きました。
ケニアに帰ってきて3日たちましたが、2か月間留守していた間になんかすごくいろいろあったというかんじでとても騒然としているナイロビ。キャッチアップするのが大変です(笑)
昨日はさっそく、日本の若者5人を連れてキベラツアー。雨のあとのドロドロキベラを歩き回りましたが、これまた騒然。
ちょうど朝から撤去が進む最中にあたり、あっちもこっちも瓦礫の山でした。でも昨日の撤去は、先にお知らせが来て話し合い、ブルドーザーが来る前に住民たちが一部を自主撤去という形だったので、騒然とはしつつもカオスではなく、静かにみんながせっせと取り壊したり移動させたりしていました。

キベラのDO側の入り口はいってすぐマキナの中のメインロードを線路までずっと、これはいまYAYA周辺で道路工事していますよね、あのつながりの道路だと思います。YAYA周辺で道路拡張ですごくがっつりと掘っていますが、それがそのままNgong Roadまで抜けて、その先、Langata Road とサザンバイパスまで抜けていくアクセス道をキベラを突っ切って作るということがずっと前から言われていたけど今までちっとも進んでいませんでしたが、この大統領選挙直前の時期は次々とこういう道路工事が進みますね。
しかし、その道路を作るためなのならば、昨日みんなが自主撤去した程度ではちっとも足りないと思います。
みんなせっせと撤去していましたが、ほんの数十センチを削除した、っていうかんじの自主撤去で、果たしてこの程度ですむのか??と疑問でしたが、、、、どうなるんでしょう。

さてマゴソ訪問のあと、キベラの若者たちとのディスカッションをやったのですが、その中で、強制撤去についてどう思うか?
という問いかけに、キベラの若者でそれなりの学歴でそれなりの仕事をしている者たちは「いいことだ」と言いました。
確かに、スラムがこのままではいけないというのはその通りなのだけど、やっぱりそれは、今まで苦労しても自分の親がなんとか自分を学校に行かせてきてくれたり、住む場所を提供してくれたりしてもらってきた人の言うことだな~と思いました。今日生きていくことがどうしようもなく大変な、どうしようもない生活状況の人たちはやっぱりどうにもならず大変です。
キベラの若者たちにも夢があります。いま大きな変化で騒然としている世の中ですが、やっぱり語り合っていくことが大切ですよねみんなそれぞれにそれぞれの立場で考えていることが違う。
;リリアンは今、「女の子クラブ」に燃えているのですが、昨日も名言をはいていました。
「女の子クラブ」はリリアンが毎週日曜日にキベラの女の子たちと一緒にやっているクラブなのですが、そこではみんな集まって編み物やお料理や髪結いなどをするのですが、それを楽しみながら、いろいろな問題について語り合うのが主目的のクラブです。
リリアンが言うには、みんなそれぞれ問題を抱えているけど、他人はその問題を解決してあげることはできない。
だけどみんなが集まって自分の問題についてそれぞれ話すことができる場があったら、あの人もこの人もみんな問題を抱えているから自分だけじゃないんだ、と思って元気を出すことができ、それによってそのいろいろな生活の問題と共に生きていくことができるようになる。

というわけで、リリアンは今、女の子クラブに燃えています。小さな子どもたちでHIVポジティブの3歳児や5歳児を
マゴソで引き取りましたので、その女の子たちのお世話も女の子クラブは張り切っています。
それにしても、実際問題、私は結局のところキベラにかかわって自分ができることなんか何にもないなといつも思っています。
私が本当にできることといえば、こうしてここで生きていてがんばっているリリアンやオギラさんやその他いろいろな人々の補佐役をすること、彼らが必要なときに必要な手助けをすること、そして彼らのもとに外からの風を吹き込んで活性化することくらいですね。
でも自分にできることをがんばりたいと思います。皆さんいつも支えてくださって本当にありがとうございます。
やっぱり大変な状況の中でも生きていくためには、楽しいことや元気が出るようなワクワクすることがいろいろと生活の中であることが、生きる力を高めるんだなということをいつも実感します。なので私はキベラでほんとにたいしたことはできないけれども、毎日のマゴソの暮らしの中に楽しいことやワクワクすることをたくさん作っていって、それにかかわっている皆さんが元気が出ていくようにしていきたいと思います。そしてここから先の人生に希望があるということが大事だから、子どもたちが高校に進学したり、その先にも楽しい夢を持てることをいろいろ続けていきたいと思っています
途方に暮れるようなことはいっぱいありますが・・・。そういえばずっとお話ししてきました家を強制撤去されて赤ちゃんも亡くなりマゴソにやってきたユニスさん(母)とシェリルちゃん(娘)です。突然だけどユニスさんに赤ちゃんが生まれたのでビックリしました。
またお父さんは誰かわからないし、そうやって妊娠して産んでも育てていくことができないユニスさんなので、こうして赤ちゃんがやってきてもほんとに困ると言ってリリアンは困り果てていたのですが、私もそれは困ったな~と思っていたのですが、昨日赤ちゃんの顔を見て、うれしそうにずっと抱っこしているユニスさんを見ていたら、なんだか何も言えなくなりました。いやはや。
疲れたときにはリリアンも言うのです。いったいこれっていつ終わりが来るのかしら・・・
いったいどうなったら終わりになるのかしら・・・と言うのですが、ホントですね。終わりが見えない(笑)
というわけで、疲れたら「もうダメだ~」と思ってしまうので、疲れないようにすることが肝心ですね。
では結論のない話で失礼しました。キベラ近況報告でした。
早川千晶
ケニアに帰ってきて3日たちましたが、2か月間留守していた間になんかすごくいろいろあったというかんじでとても騒然としているナイロビ。キャッチアップするのが大変です(笑)
昨日はさっそく、日本の若者5人を連れてキベラツアー。雨のあとのドロドロキベラを歩き回りましたが、これまた騒然。
ちょうど朝から撤去が進む最中にあたり、あっちもこっちも瓦礫の山でした。でも昨日の撤去は、先にお知らせが来て話し合い、ブルドーザーが来る前に住民たちが一部を自主撤去という形だったので、騒然とはしつつもカオスではなく、静かにみんながせっせと取り壊したり移動させたりしていました。

キベラのDO側の入り口はいってすぐマキナの中のメインロードを線路までずっと、これはいまYAYA周辺で道路工事していますよね、あのつながりの道路だと思います。YAYA周辺で道路拡張ですごくがっつりと掘っていますが、それがそのままNgong Roadまで抜けて、その先、Langata Road とサザンバイパスまで抜けていくアクセス道をキベラを突っ切って作るということがずっと前から言われていたけど今までちっとも進んでいませんでしたが、この大統領選挙直前の時期は次々とこういう道路工事が進みますね。
しかし、その道路を作るためなのならば、昨日みんなが自主撤去した程度ではちっとも足りないと思います。
みんなせっせと撤去していましたが、ほんの数十センチを削除した、っていうかんじの自主撤去で、果たしてこの程度ですむのか??と疑問でしたが、、、、どうなるんでしょう。

さてマゴソ訪問のあと、キベラの若者たちとのディスカッションをやったのですが、その中で、強制撤去についてどう思うか?
という問いかけに、キベラの若者でそれなりの学歴でそれなりの仕事をしている者たちは「いいことだ」と言いました。
確かに、スラムがこのままではいけないというのはその通りなのだけど、やっぱりそれは、今まで苦労しても自分の親がなんとか自分を学校に行かせてきてくれたり、住む場所を提供してくれたりしてもらってきた人の言うことだな~と思いました。今日生きていくことがどうしようもなく大変な、どうしようもない生活状況の人たちはやっぱりどうにもならず大変です。
キベラの若者たちにも夢があります。いま大きな変化で騒然としている世の中ですが、やっぱり語り合っていくことが大切ですよねみんなそれぞれにそれぞれの立場で考えていることが違う。
;リリアンは今、「女の子クラブ」に燃えているのですが、昨日も名言をはいていました。
「女の子クラブ」はリリアンが毎週日曜日にキベラの女の子たちと一緒にやっているクラブなのですが、そこではみんな集まって編み物やお料理や髪結いなどをするのですが、それを楽しみながら、いろいろな問題について語り合うのが主目的のクラブです。
リリアンが言うには、みんなそれぞれ問題を抱えているけど、他人はその問題を解決してあげることはできない。
だけどみんなが集まって自分の問題についてそれぞれ話すことができる場があったら、あの人もこの人もみんな問題を抱えているから自分だけじゃないんだ、と思って元気を出すことができ、それによってそのいろいろな生活の問題と共に生きていくことができるようになる。

というわけで、リリアンは今、女の子クラブに燃えています。小さな子どもたちでHIVポジティブの3歳児や5歳児を
マゴソで引き取りましたので、その女の子たちのお世話も女の子クラブは張り切っています。
それにしても、実際問題、私は結局のところキベラにかかわって自分ができることなんか何にもないなといつも思っています。
私が本当にできることといえば、こうしてここで生きていてがんばっているリリアンやオギラさんやその他いろいろな人々の補佐役をすること、彼らが必要なときに必要な手助けをすること、そして彼らのもとに外からの風を吹き込んで活性化することくらいですね。
でも自分にできることをがんばりたいと思います。皆さんいつも支えてくださって本当にありがとうございます。
やっぱり大変な状況の中でも生きていくためには、楽しいことや元気が出るようなワクワクすることがいろいろと生活の中であることが、生きる力を高めるんだなということをいつも実感します。なので私はキベラでほんとにたいしたことはできないけれども、毎日のマゴソの暮らしの中に楽しいことやワクワクすることをたくさん作っていって、それにかかわっている皆さんが元気が出ていくようにしていきたいと思います。そしてここから先の人生に希望があるということが大事だから、子どもたちが高校に進学したり、その先にも楽しい夢を持てることをいろいろ続けていきたいと思っています
途方に暮れるようなことはいっぱいありますが・・・。そういえばずっとお話ししてきました家を強制撤去されて赤ちゃんも亡くなりマゴソにやってきたユニスさん(母)とシェリルちゃん(娘)です。突然だけどユニスさんに赤ちゃんが生まれたのでビックリしました。
またお父さんは誰かわからないし、そうやって妊娠して産んでも育てていくことができないユニスさんなので、こうして赤ちゃんがやってきてもほんとに困ると言ってリリアンは困り果てていたのですが、私もそれは困ったな~と思っていたのですが、昨日赤ちゃんの顔を見て、うれしそうにずっと抱っこしているユニスさんを見ていたら、なんだか何も言えなくなりました。いやはや。
疲れたときにはリリアンも言うのです。いったいこれっていつ終わりが来るのかしら・・・
いったいどうなったら終わりになるのかしら・・・と言うのですが、ホントですね。終わりが見えない(笑)
というわけで、疲れたら「もうダメだ~」と思ってしまうので、疲れないようにすることが肝心ですね。
では結論のない話で失礼しました。キベラ近況報告でした。
早川千晶
Posted by アマム at 12:31│Comments(0)
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